窓際LOVER

(かーてんがかぜにゆれて)

カーテンが風に揺れて

(あおぞらがものほしげにみえる)

青空が物欲しげに見える

(ごごからこぶんのじゅぎょうは)

午後から古文の授業は

(ねむくなってしまうよ)

眠くなってしまうよ

(あさきゆめみし)

あさきゆめみし

(きみのことがきになるんだ)

君のことが気になるんだ

(ななめまえのそのせいふく)

（斜め前のその制服）

(ふりむいてくれたら)

振り向いてくれたら

(もうすこしがんばれるのに)

もう少し頑張れるのに…

(ねがってみる)

願ってみる

(きょうしつのかたすみでこいをしてる)

教室の片隅で恋をしてる

(そばにいてもとおくのひと)

そばにいても遠くの人

(ゆっくりとすぎてゆくはーとのはり)

ゆっくりと過ぎて行くハートの針

(かわらないこのきょりにせつなくなる)

変わらないこの距離に切なくなる

(もどかしいまどぎわｌｏｖｅｒ)

もどかしい窓際LOVER

(こうていでないてるのか)

校庭で鳴いてるのか？

(いっぴきのまよいこんだいぬよ)

一匹の迷いこんだ犬よ

(たいくつしのぎにのーとに)

退屈しのぎにノートに

(そうぞうをしてえがいた)

想像をして描いた

(いとらうたし)

いとらうたし

(きみはずっとまえむいてる)

君はずっと前向いてる

(ここにさいたかれんなはな)

（ここに咲いた可憐な花）

(ながいかみおちると)

長い髪落ちると

(みぎみみにかきあげながら)

右耳にかきあげながら…

(なにおもう)

何想う？

(このむねはあのひからざわめいてる)

この胸はあの日からざわめいてる

(かなわないとわかってても)

叶わないとわかってても…

(はきだしたためいきはこころのかぜ)

吐き出したため息は心の風

(いとしさがさりげなくとどけばいい)

愛しさがさりげなく届けばいい

(つかのまのまどぎわｌｏｖｅｒ)

つかの間の窓際LOVER

(きょうしつのかたすみでこいをしてる)

教室の片隅で恋をしてる

(そばにいてもとおくのひと)

そばにいても遠くの人

(ゆっくりとすぎてゆくはーとのはり)

ゆっくりと過ぎて行くハートの針

(かわらないこのきょりにせつなくなる)

変わらないこの距離に切なくなる

(もどかしいまどぎわｌｏｖｅｒ)

もどかしい窓際LOVER