さらば桜島

(てんをゆるがしふきだすひのこ)

天を揺るがし吹き出す火の粉

(こころよおちつけじせつはくるさ)

心よ落ち着け時節は来るさ

(あついおもいをこのむねだいて)

熱い想いをこの胸抱いて

(いざというときおれはたつ)

いざという時俺は立つ

(さつまはやとのちをうけついで)

薩摩隼人の血を受け継いで

(ふるさとはなれる)

ふるさと離れる

(さらばさくらじま)

さらば桜島

(じだいおくれとからかわれても)

時代遅れとからかわれても

(むくちにしごとをいちずにこなす)

無口に仕事を一途にこなす

(ぐちのひとつもいうひまあれば)

愚痴のひとつも言う暇あれば

(じぶんらしさをつらぬいて)

自分らしさを貫いて

(さつまおごじょにほれられるような)

薩摩おごじょに惚れられるような

(おとこになりたい)

男になりたい

(さらばさくらじま)

さらば桜島

(ははのにぎったしおむすびには)

母の握った潮むすびには

(どこかになみだがまじっているよ)

どこかに涙が混じっているよ

(おんなひとりでそだてたむすこ)

女ひとりで育てた息子

(いつかせごどんになりたいと)

いつか西郷どんになりたいと

(さつまそだちのゆめみたがりの)

薩摩育ちの夢見たがりの

(せなかをたたいた)

背中を叩いた

(さらばさくらじま)

さらば桜島