Fantasia

(りそうきょうなんてないよゆめをえがいてたじんせい)

理想郷なんてないよ　夢を描いてた人生

(いまじゃうらがわにらくがき)

今じゃ、裏側に落書き

(ここじゃなかったきがするんだ)

ここじゃなかった気がするんだ

(さびついたけんをもっていまも)

錆びついた剣をもって今も

(たちすくんだまま)

立ちすくんだまま

(ふぁんたじあよどうかこんなぼくにでもひとつ)

ファンタジアよどうか　こんな僕にでも一つ

(いばしょをくれないか)

居場所をくれないか

(すばらしいせかいだっておもうげんじつを)

「素晴らしい世界だ」って思う現実を

(いつかみれるように)

いつか見れるように

(きぼうほどおそろしいよ)

希望ほど恐ろしいよ

(さびついたこんぱすは)

錆びついたコンパスは

(いまじゃぴくりともうごかない)

今じゃピクリとも動かない

(どこにいこうとしてたんだ)

どこに行こうとしてたんだ

(めざすばしょがもうわからないんだ)

目指す場所がもう分からないんだ

(たちあがれゆうしゃよってめをこらしてみるほど)

立ち上がれ勇者よって　目を凝らしてみるほど

(みえなくなるからこわいんだ)

見えなくなるから　怖いんだ

(そらをみてもごまかせない)

空を見てもごまかせない

(どしゃぶりがいつかはれるように)

土砂降りがいつか晴れるように

(さめたままのめでさめきったゆめをみる)

覚めたままの眼で、冷めきった夢をみる

(そんなしょうそうにかられるじょうきょうで)

そんな焦燥に駆られる状況で

(だいじょうぶもうだいじょうぶじゃないよ)

大丈夫、もう大丈夫じゃないよ

(だからもうおやすみ)

だからもうお休み、

(たちどまっていい)

立ち止まっていい

(ふぁんたじあよどうかこんなせかいなどぼくには)

ファンタジアよどうか　こんな世界など僕には

(かえられないから)

変えられないから

(ふあんしょいこんでいても)

不安背負い込んでいても

(いきていたいのさ)

生きていたいのさ

(くらがりからぬけれずとも)

暗がりから抜けれずとも

(ふぁんたじあよどうかこんなぼくにでもひとつ)

ファンタジアよどうか　こんな僕にでも一つ

(ゆうきをくれないか)

勇気をくれないか

(すばらしいせかいだってむねをはっていつか)

「素晴らしい世界だ」って胸を張っていつか

(いつかいえるように)

いつか言えるように

(だからすこしはましにおもえるげんそうを)

だから、少しはマシに思える幻想を

(ぼくにくれよいまはただ)

僕にくれよ、今は、ただ、

(それだけでいい)

それだけでいい