ロストメモリー／深影

(きみのいろがすんだみずいろだとして、)

君の色が澄んだ水色だとして、

(そこにぼくがまじるならにごってしまうから)

そこに僕が混じるなら濁ってしまうから

(ためらっていたっけ)

躊躇っていたっけ

(そんなのきにしていたの？なんて)

そんなの気にしていたの？なんて

(さきにてをひいてくれたのはきみでした)

先に手を引いてくれたのは君でした

(わすれないようにはぐれないように)

忘れないように　はぐれないように

(このめがしゃったーをきったの)

この目がシャッターを切ったの

(わすれてないか？)

忘れてないか？

(すきだったはなのいろすこしちがうほはばと)

好きだった花の色　少し違う歩幅と

(けんかになったりゆうとなかなおりしたりゆうと)

けんかになった理由と　仲直りした理由と

(きえかかるわたしのなまえを)

消えかかる私の名前を

(きみがよんだようなきがした)

君が呼んだような気がした

(ひとり、とりためたしゃしんをならべて)

一人、撮り溜めた写真を並べて

(そこにだれもいないのにまだなれないまま)

そこに　誰もいないのにまだ慣れないまま

(ことばもこえもぜんぶすりぬけてしまうから)

言葉も声も全部　すり抜けてしまうから

(このめがぴんとをぼかしたの)

この目がピントをぼかしたの

(どこにいますか？)

どこにいますか？

(うつるひとみのいろきみとまざるあいいろ)

写る瞳の色　君と混ざる藍色

(おなじすきなうたとなきわらいしたじかんと)

同じ好きな歌と　泣き笑いした時間と

(たいせつだったきおくなきがして)

大切だった記憶な気がして

(さまよってるのどこにいけばいいの)

彷徨ってるの　どこに行けばいいの

(おもいでのけしきはわたしにとってきみは)

思い出の景色は　私にとって君は

(なにもおぼえてないのにあいたいとおもうなぜか)

何も覚えてないのに　会いたいと思う何故か

(あるくこと、さがしだすりゆうも)

歩く事、探し出す理由も

(きみがくれたものでした)

君がくれたものでした

(あいしてる、きみときりとったいっしゅんを)

愛してる、君と切り取った一瞬を

(たしかめる、いまさらになっていのちのいみを)

確かめる、今更になって命の意味を

(しゃしんみたいになくさないように)

写真みたいに　無くさないように

(このめがしゃったーをきったの)

この目がシャッターを切ったの

(わすれてないか？)

忘れてないか？

(すきだったはなのいろすこしちがうほはばと)

好きだった花の色　少し違う歩幅と

(けんかになったりゆうとなかなおりしたりゆうと)

けんかになった理由と　仲直りした理由と

(それはわたしがいきたあかしで)

それは私が生きた証で

(だきしめてるのどこをさまよっても)

抱きしめてるの　どこを彷徨っても

(おもいでのけしきはわたしにとってきみは)

思い出の景色は　私にとって君は

(きみにとってわたしはもういちどあえたなら)

君にとって私は　もう一度会えたなら

(あるくこと、さがしだすりゆうは)

歩く事、探し出す理由は

(きみがくれたものでした)

君がくれたものでした