怖い話《赤い部屋(タクシーの怖い話》

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問題文
(おれは41さいのたくしーどらいばー、このとしでもどくしんだ。)
俺は41歳のタクシードライバー、この歳でも独身だ。
(「たくしーってこわいたいけんとかあるんでしょう?」)
「タクシーって怖い体験とかあるんでしょう?」
(とかよくきかれるけど、なんじゅうねんもやっていればそりゃあるよ。)
とかよく聞かれるけど、何十年もやっていればそりゃあるよ。
(いあつてきなこわいおきゃくさんってのもみたことあるし、)
威圧的な怖いお客さんってのも見たことあるし、
(ぶきみっていみでのこわいおきゃくさんもみたことある。)
不気味って意味での怖いお客さんも見たことある。
(そういうしょうばいだからね。そんななかで、とっておきのはなしを。)
そういう商売だからね。そんななかで、とっておきの話を。
(そのひは、すこしはださむくなってきたあきのよるだった。)
その日は、少し肌寒くなってきた秋の夜だった。
(なぜかいやなよかんがするよるだった、へんなおきゃくさんにあたるんじゃないかって。)
なぜか嫌な予感がする夜だった、変なお客さんに当たるんじゃないかって。
(えきまえやはんかがいをはしっているときはまちのあかりでほっとするかんじもした。)
駅前や繁華街を走っている時は街の灯りでホッとする感じもした。
(しばらくあかるいまちのなかをはしらせていたが、なかなかおきゃくさんにあたらなかった。)
しばらく明るい街の中を走らせていたが、なかなかお客さんに当たらなかった。
(おれは、とっきゅうがとまるしのちゅうしんえきのえきまえにとめていると、)
俺は、特急が止まる市の中心駅の駅前に停めていると、
(しばらくしてわかいじょせいがちかづいてきた。)
しばらくして若い女性が近づいてきた。
(おれはこうぶどあをあけるとじょせいがはいってきて、)
俺は後部ドアを開けると女性が入ってきて、
(「まるまるまちまでおねがいします。」)
「○○町までお願いします。」
(じょせいは24さいくらいで、ふたえまぶたのこがおで)
女性は24歳くらいで、二重まぶたの小顔で
(むねあたりまであるすとれーとのくろかみろんぐへあのかなりきれいなじょせいだった。)
胸あたりまであるストレートの黒髪ロングヘアのかなり綺麗な女性だった。
(ごくふつうのじょせいでなにかがありそうなこわさはなかった。)
ごく普通の女性で何かがありそうな怖さはなかった。
(「はい、かしこまりました。」)
「はい、かしこまりました。」
(おれはくるまをはしらせた。)
俺は車を走らせた。
(おれがくるまをはしらせているとき、ばっくみらーをみるとじょせいはだまってまえをむいていた。)
俺が車を走らせている時、バックミラーを見ると女性は黙って前を向いていた。
(ばっくみらーごしにおれとめがあう。)
バックミラー越しに俺と目が合う。
(さいきんのわかいじょせいなどはすまほをいじっていることがおおいのだが、)
最近の若い女性などはスマホをいじっている事が多いのだが、
(じょせいはすまほはもちろんなにかをとりだすことはまったくなく、)
女性はスマホはもちろん何かを取り出す事は全くなく、
(ただまえのけしきだけをみていた。)
ただ前の景色だけを見ていた。
(おれはちょっとかわったひとだとおもったが、)
俺はちょっと変わった人だと思ったが、
(ふろんとがらすのけしきをみるのがすきなのかなとおもった。)
フロントガラスの景色を見るのが好きなのかなと思った。
(そして、じょせいにいわれたようにまるまるまちにむかう。)
そして、女性に言われた様に○○町に向かう。
(まるまるまちはまちはずれのどちらかというとみんかのすくないばしょにある。)
○○町は町外れのどちらかというと民家の少ない場所にある。
(まるまるまちにちかづくと、「どこらへんでおりますか?」」)
○○町に近付くと、「どこら辺で下りますか?」」
(ときくと、じょせいは)
と聞くと、女性は
(「もうすこしすすんでください」「そこ、みぎです」とあんないしてくれた。)
「もうすこし進んでください」「そこ、右です」と案内してくれた。
(じょせいにいわれるようにすすむと、そこはみんかがみあたらないさびしいばしょだった。)
女性に言われるように進むと、そこは民家が見当たらない寂しい場所だった。
(くさなどがおいしげっていてほそうされていないじゃりみちだった。)
草などが生い茂っていて舗装されていない砂利道だった。
(そして、これいじょうくるまですすめなさそうなところまでくると、)
そして、これ以上車で進めなさそうなところまで来ると、
(「はい、ここでいいです。」)
「はい、ここでいいです。」
(じょせいはそういい、うんちんをはらった。)
女性はそう言い、運賃を払った。
(じょせいはおりるとともに、おれもくるまからおりてあたりをみわたすと、)
女性は降りるとともに、俺も車から降りて辺りを見渡すと、
(ちかくにみんかなどないなにもないばしょだった。)
近くに民家などない何もない場所だった。
(おれはすこししんぱいになり、)
俺は少し心配になり、
(「このちかくにいえがあるんですか?」)
「この近くに家があるんですか?」
(じょせいもすこしふしんそうに「そうですけど?」)
女性も少し不審そうに「そうですけど?」
(「もしかしてとおいんじゃないですか?」)
「もしかして遠いんじゃないですか?」
(「たいしたことないですよ?10ぷんくらいです。」)
「大した事ないですよ?10分くらいです。」
(「10ぷん?こんなよみちをわかいじょせいがあるくなんてとんでもないです!)
「10分?こんな夜道を若い女性が歩くなんてとんでもないです!
(わたし、おくっていきますよ!」)
私、送っていきますよ!」
(「けっこうです!」)
「結構です!」
(じょせいはつよめにいったがおれは、)
女性は強めに言ったが俺は、
(「いえ、なにかあったらとしんぱいなので、、、」)
「いえ、何かあったらと心配なので、、、」
(じょせいからすれば「そういうあんたがしんぱいだよ!」)
女性からすれば「そういうあんたが心配だよ!」
(とおもわれてもとうぜんだが、おれはまげなかった。)
と思われても当然だが、俺は曲げなかった。
(おれはほそくせまいやまみちをじょせいとともにあるいた。)
俺は細く狭い山道を女性と共に歩いた。
(じょせいはふきげんそうだったので、なにもはなさずだまってあるいた。)
女性は不機嫌そうだったので、何も話さず黙って歩いた。
(しばらくあるくと、ひらやだてのいっけんやがみえてきた。)
暫く歩くと、平屋建ての一軒家が見えてきた。
(いえにはあかりはついてなくものおともしない、じょせいはひとりぐらしなんだろうか。)
家には灯りはついてなく物音もしない、女性は一人暮らしなんだろうか。
(よかった、ちゃんとかえるばしょがあったんだとあんしんするおれ。)
良かった、ちゃんと帰る場所があったんだと安心する俺。
(じょせいは「ありがとうございました。」)
女性は「ありがとうございました。」
(とたんたんとふきげんそうにいい、いえにはいっていった。)
と淡々と不機嫌そうに言い、家に入って行った。
(おれはじょせいがへやにはいれてあんしんするとどうじに)
俺は女性が部屋に入れて安心すると同時に
(「こんなばしょでじょせいがひとりでくらしているなんてどういうことだ?」)
「こんな場所で女性が一人で暮らしているなんてどういう事だ?」
(というぎもんがうかんだ。)
という疑問が浮かんだ。
(おれはいけないとおもいつつも、)
俺はいけないと思いつつも、
(じょせいのいえのげんかんのどあにあるかぎあなからなかをのぞいてみた。)
女性の家の玄関のドアにある鍵穴から中を覗いてみた。
(するとどあのむこうはまっかだった。)
するとドアの向こうは真っ赤だった。
(おれは「あかいかみかなにかでかぎあなをふさいであるのかな」とおもって、)
俺は「赤い紙か何かで鍵穴を塞いであるのかな」と思って、
(もときたみちをひきかえしていった。)
もと来た道を引き返していった。
(たくしーをえいぎょうしょにもどしたところで、しごとあがりのどうりょうとぐうぜんあい、)
タクシーを営業所に戻したところで、仕事上がりの同僚と偶然会い、
(「らーめんでもくいにいかないか。」とさそわれた。)
「ラーメンでも食いに行かないか。」と誘われた。
(そしてどうりょうといっしょにらーめんやへ。)
そして同僚と一緒にラーメン屋へ。
(らーめんをたべながら、おれはさっきのふしぎなおんなのはなしをした。)
ラーメンを食べながら、俺はさっきの不思議な女の話をした。
(どうりょうは「そのおんな、おれものせたことあるよ!まるまるまちのおんなだろ?」)
同僚は「その女、俺も乗せた事あるよ!○○町の女だろ?」
(「うん、なにげにかわいいよな!」)
「うん、何気に可愛いよな!」
(「ほんとうだよな!」)
「本当だよな!」
(そしておれはのんでいたこともあり、のぞいたことをはなしてしまった。)
そして俺は飲んでいた事もあり、覗いた事を話してしまった。
(「だれにもいうなよ?おれさ、のぞいてみたんだよ。そのおんなのいえのかぎあなを、、、」)
「誰にも言うなよ?俺さ、覗いてみたんだよ。その女の家の鍵穴を、、、」
(おれはにやにやわらいながらいったが、どうりょうはなぜかしんけんなかおをしていた。)
俺はニヤニヤ笑いながら言ったが、同僚はなぜか真剣な顔をしていた。
(おれは「なんだよ?のぞきははんざいだってか?」)
俺は「なんだよ?覗きは犯罪だってか?」
(「そうじゃない。おまえ、しってるか?なんでかぎあながまっかなのか。」)
「そうじゃない。お前、知ってるか?なんで鍵穴が真っ赤なのか。」
(どうりょうはおれをみながらしんけんなめで)
同僚は俺を見ながら真剣な目で
(「そのおんな、めがまっかなんだよ!」)
「その女、目が真っ赤なんだよ!」
(そうきいてこおりつくおれ。)
そう聞いて凍り付く俺。
(あのとき、まっかにみえたのは、、、)
あの時、真っ赤に見えたのは、、、