怖い話《あの日の連絡》2

※このタイピングは、ランキング登録を受け付けていません。
関連タイピング
-
Mrs.GREEN APPLEの青と夏です!
プレイ回数11万歌詞1030打 -
めっちゃいい曲....
プレイ回数1万歌詞かな200打 -
「ん」を連打しまくるんじゃああああああああああああ!!!
プレイ回数9335連打443打 -
短文2問と長文2問です
プレイ回数922長文134打 -
Mrs.GREEN APPLEの灯火です!
プレイ回数1028歌詞1055打 -
ライラック/Mrs. GREEN APPLE
プレイ回数2304歌詞465打 -
オトノケのフルバージョンです歌詞はTVサイズです。
プレイ回数2488歌詞90秒 -
プレイ回数403歌詞かな137打
問題文
(ふたりのもちものはこうえんのべんちにざつにおかれていたらしい。)
二人の持ち物は公園のベンチに雑に置かれていたらしい。
(そして、そのなかにあったすまほをしらべたところ、)
そして、その中にあったスマホを調べたところ、
(ちょくぜんまでおれとれんらくをしていたことがわかり、それでおれにれんらくしたというのだ。)
直前まで俺と連絡をしていたことがわかり、それで俺に連絡したというのだ。
(けいさつはじじょうをききたいということだったので、おれはけいさつしょにいった。)
警察は事情を聴きたいということだったので、俺は警察署に行った。
(おれはありのままをけいさつにはなした。)
俺はありのままを警察に話した。
(たしかにちょくぜんまでおれはaとbとでのんでいたが、すぐにかえったと。)
確かに直前まで俺はAとBとで飲んでいたが、すぐに帰ったと。
(さいしょはけいさつはおれをうたがっているようだった。)
最初は警察は俺を疑っているようだった。
(あれだけいじょうなほどいざないのめっせーじがあったので、)
あれだけ異常なほど誘いのメッセージがあったので、
(そのいざないにあってさいどあっていたのではとおもわれたのだ。)
その誘いにあって再度会っていたのではと思われたのだ。
(だが、おれにはありばいがあった。)
だが、俺にはアリバイがあった。
(おれはふたりとわかれてすぐにかぷせるほてるにとまって、)
俺は二人と別れてすぐにカプセルホテルに泊まって、
(つぎのひにはさいんかいにいっている、どちらもきろくがのこっていた。)
次の日にはサイン会に行っている、どちらも記録が残っていた。
(おれのうたがいはすぐにはれた。)
俺の疑いはすぐに晴れた。
(おれはけいさつにふたりになにがあったのかきいた。)
俺は警察に二人に何があったのか聞いた。
(だが、けいさつはほとんどなにもおしえてくれなかった。)
だが、警察はほとんど何も教えてくれなかった。
(こうえんではだかのじょうたいでなくなったということだけ。)
公園で裸の状態で亡くなったということだけ。
(なにかとらぶるがあったようだとか、しゅうへんにもくげきしゃがいたかどうか)
何かトラブルがあったようだとか、周辺に目撃者がいたかどうか
(そういうことはいっさいおしえてくれなかった。)
そういうことは一切教えてくれなかった。
(どうして、どうしてこんなことに。)
どうして、どうしてこんなことに。
(すうじつまえはふつうにのんでいたのに・・・)
数日前は普通に飲んでいたのに・・・
(いや、ふつうではなかったか。)
いや、普通ではなかったか。
(おれはあのときのようすをおもいかえした。)
俺はあの時の様子を思い返した。
(おれがかえるというといじょうにひっしにひきとめていた。)
俺が帰ると言うと以上に必死に引き留めていた。
(そのあとのあのおにのようなれんとうめーる。)
その後のあの鬼のような連投メール。
(あきらかにいじょうだった、なにがあったのだ。)
明らかに異常だった、何があったのだ。
(それでふたりはころされてしまったのか?おれがかえったせいで?)
それで二人は殺されてしまったのか?俺が帰ったせいで?
(おれはなにかきもちわるいものがこみあげてくるのをかんじた。)
俺は何か気持ち悪いものがこみ上げてくるのを感じた。
(おれはあのひにきていためっせーじをみかえしてみた。)
俺はあの日に来ていたメッセージを見返してみた。
(さいしょはおれにもどってきてほしいとかこっちからいくとかいうめーる。)
最初は俺に戻ってきてほしいとかこっちから行くとかいうメール。
(こうはんはただひたすらにおなじことをおくってきていた。)
後半はただひたすらに同じことを送ってきていた。
(あおうあおうあおうあおうあおう)
会おう会おう会おう会おう会おう
(ひたすらあおうというだけのめーる、ろくおんをはじめてさいせいしてみた。)
ひたすら会おうというだけのメール、録音を初めて再生してみた。
(どれもむごんだった。)
どれも無言だった。
(だが、ばっくでなにかおとがする。)
だが、バックで何か音がする。
(しっかりとはききとれないが、だれかがうめくこえがきこえる。)
しっかりとは聞き取れないが、誰かがうめく声が聞こえる。
(それもふくすうにん)
それも複数人
(なんだこれ?どういうことなんだ?)
なんだこれ?どういうことなんだ?
(これはぜったいにじけんだ、ふたりはなにかとんでもないことにまきこまれたんだ。)
これは絶対に事件だ、二人は何かとんでもないことに巻き込まれたんだ。
(こうなったらおれのほうでしらべてみよう、このままでおわれるか。)
こうなったら俺の方で調べてみよう、このままで終われるか。
(いえにかえり、おれはねっとでじょうほうをあつめてみた。)
家に帰り、俺はネットで情報を集めてみた。
(だが、じょうほうはぶきみなくらいになかった。)
だが、情報は不気味なくらいになかった。
(ふたりのにんげんがふしんしをとげたんだ、それもこうえんではだかでみつかったんだぞ?)
二人の人間が不審死を遂げたんだ、それも公園で裸で見つかったんだぞ?
(なんらかのじょうほうがあっていいはずだ。)
何らかの情報があっていいはずだ。
(おれのじもとはいなかではあるが、そこまでかそかしたちいきでもない。)
俺の地元は田舎ではあるが、そこまで過疎化した地域でもない。
(だが、ふたりがはだかのじょうたいでしんでいたというじょうほうしかない。)
だが、二人が裸の状態で死んでいたという情報しかない。
(てれびのにゅーすをみてもほとんどほうどうされなかった。)
テレビのニュースを見てもほとんど報道されなかった。
(snsでもしらべてみたが、ほとんどこのけんをとりあげられていない。)
SNSでも調べてみたが、ほとんどこの件を取り上げられていない。
(だれもかんしんがないようなのだ。)
誰も関心がないようなのだ。
(おれはますますきもちわるくなった。)
俺はますます気持ち悪くなった。
(なぜこうもするーされているんだ、このままではなにもわからない。)
何故こうもスルーされているんだ、このままでは何も分からない。
(とにかくじもとにもどろう、そうしきだってあるだろう。)
とにかく地元に戻ろう、葬式だってあるだろう。
(つらいがこのままおわかれなんていやだ。)
辛いがこのままお別れなんて嫌だ。
(ちゃんとふたりにさいごのおわかれをして、)
ちゃんと二人に最後のお別れをして、
(なぜふたりはころされなければいけなかったのかをしらべよう。)
何故二人は殺されなければいけなかったのかを調べよう。
(なんにちかゆうきゅうをとってとことんしらべてやろう。)
何日か有給を取ってとことん調べてやろう。
(まずはかいしゃにでんわだ。)
まずは会社に電話だ。
(おれはかいしゃにきゅうきょのやすみをもらうためにでんわしようとして、)
俺は会社に急遽の休みをもらうために電話しようとして、
(そのたいみんぐででんわがなった。)
そのタイミングで電話が鳴った。
(こていでんわからだった。)
固定電話からだった。
(とうろくされたものでなかったが、そのすうじはみおぼえがあった。)
登録されたものでなかったが、その数字は見覚えがあった。
(これはaのじっかのでんわばんごうだ。)
これはAの実家の電話番号だ。
(aとはかぞくぐるみでなかよくしていた、それででんわばんごうはおぼえていた。)
Aとは家族ぐるみで仲良くしていた、それで電話番号は覚えていた。
(「まるまるくん?」)
「〇〇君?」
(でるとじょせいのこえがきこえてきた、aのははおやのこえだった。)
出ると女性の声が聞こえてきた、Aの母親の声だった。
(「あ!そうです!まるまるです!)
「あ!そうです!○○です!
(このたびはなんというか、とんでもないことがおきてしまって・・・」)
この度はなんというか、とんでもないことが起きてしまって・・・」
(さいあいのむすこがなくなってたいへんだろうに、わざわざおれにれんらくしてくれたのか。)
最愛の息子が亡くなって大変だろうに、わざわざ俺に連絡してくれたのか。
(「・・・」)
「・・・」
(へんじがない、きっとあまりのことにことばがでないのだろう。)
返事がない、きっとあまりのことに言葉が出ないのだろう。
(おれはこちらからはなしをつづけた。)
俺はこちらから話を続けた。
(「いま、そっちにむかうじゅんびをしているところです!)
「今、そっちに向かう準備をしているところです!
(なにかてつだえることはなんでもやりますので!あしたにはそちらに・・・」)
何か手伝えることは何でもやりますので!明日にはそちらに・・・」
(しかし、かえってきたことばはそうぞうだにしてないものだった。)
しかし、帰ってきた言葉は想像だにしてないものだった。
(「いえ、それにはおよびません。こちらでどうにかしますからおきになさらず」)
「いえ、それには及びません。こちらでどうにかしますからお気になさらず」
(「は?」)
「は?」
(おれはおもわずこえをあげてしまった。)
俺は思わず声を上げてしまった。
(「いやでも、なにかできることはあるはずです!)
「いやでも、何かできることはあるはずです!
(それにさいごにaにあいさつもしたく・・・」)
それに最後にAに挨拶もしたく・・・」
(「それにはおよびません。こちらでどうにかしますからおきになさらず」)
「それには及びません。こちらでどうにかしますからお気になさらず」
(「いや、そういうわけには!aはおれのしんゆうなんです!だから!」)
「いや、そういうわけには!Aは俺の親友なんです!だから!」
(「それにはおよびません。こちらでどうにかしますからおきになさらず」)
「それには及びません。こちらでどうにかしますからお気になさらず」
(さいしょ、あまりのことできがおかしくなっているのだとおもった。)
最初、あまりのことで気がおかしくなっているのだと思った。
(しかし、かえってくるへんじはみょうにれいせいというか、)
しかし、返ってくる返事は妙に冷静というか、
(れいせいをとおりこしてまるできかいおんせいのようにまったくよくようのないものだった。)
冷静を通り越してまるで機械音声のように全く抑揚のないものだった。
(これはとつぜんこどもをなくしてどうようしているとかそういうものとはちがう。)
これは突然子供を亡くして動揺しているとかそういうものとは違う。
(もっとこんぽんてきにおかしいものだ、おれはこわくなりでんわをきった。)
もっと根本的におかしいものだ、俺は怖くなり電話を切った。
(なんだ?なにがおきているんだ?)
なんだ?何が起きているんだ?
(なにかとんでもないことがおきているきがする。)
何かとんでもないことが起きている気がする。
(おれのじもとでなにがおきているんだ。)
俺の地元で何が起きているんだ。
(なんだかじもとにかえるのがこわくなった。)
なんだか地元に帰るのが怖くなった。
(しかしふたりのそうしきにはでたい、しんそうだってつかみたい。)
しかし二人の葬式には出たい、真相だって掴みたい。
(なぜふたりがしななくてはいけなかったのか、)
何故二人が死ななくてはいけなかったのか、
(それをしらないままではぜったいになっとくがいかない。)
それを知らないままでは絶対に納得がいかない。
(おれはなやんでひとつあんがうかんだ、おやにれんらくしよう。)
俺は悩んで一つ案が浮かんだ、親に連絡しよう。
(おれはちちおやにでんわした。)
俺は父親に電話した。
(「おう、まるまるか。だいじょうぶか?aきみとbきみのけんだろ?たいへんなことになったな」)
「おう、〇〇か。大丈夫か?A君とB君の件だろ?大変なことになったな」
(おれはこれでおやまでおかしくなっていたらときんちょうしてたが、)
俺はこれで親までおかしくなっていたらと緊張してたが、
(きこえてきたこえはききなれたものだった。)
聞こえてきた声は聴きなれたものだった。