ていていしんじゃえ

(つかつかつかってぼくにやいてはぐるまじごくぐるま)

つかつか使って僕に妬いて　歯車地獄車

(からからまわってちからまわりにかんかされうごいているのさ)

からから回って力周りに　感化され動いているのさ

(あたまをかいてはじをかいてりれきしょもひとつかいて)

頭を掻いて恥をかいて　履歴書も一つ書いて

(がっつでつかんだものはだれかのはたまたせかいのためなのかい)

ガッツで掴んだ物は誰かの　はたまた世界のためなのかい？

(さめざめざめてあさになってはれたそらとかおをみた)

さめざめざめて朝になって 晴れた空と顔を見た

(そんなにつらいかそんなものかもわからないそんなきみだ)

そんなに辛いか　損なものかも　分からないそんな君だ

(あいあいないってむせびないたかのじょにあたりちらして)

愛逢い無いって咽び泣いた　彼女に当たり散らして

(たてまえならべますいをひとつちくりとむねがいたんだでしょ)

建前並べ麻酔を一つ　チクリと胸が痛んだでしょ

(ていていしんじゃえていていしんじゃえ)

ていていしんじゃえ　ていていしんじゃえ

(だれかのためのていで)

誰かのためのていで

(ていていじぶんをやっちゃいないか)

ていてい自分をやっちゃいないか

(かんじょうのさいばねてぃくす)

感情のサイバネティクス

(ていていないちゃえていていないちゃえ)

ていていないちゃえ　ていていないちゃえ

(じょうずにわらえないのなら)

上手に笑えないのなら

(わんわんないてもぜんぜんいいんだよ)

わんわん泣いても全然良いんだよ

(なみだがきみをまもるから)

涙が君を守るから

(てのひらがえしかいをふいたうつせみだなにあげた)

手のひら返し　貝を吹いた　空蝉棚にあげた

(できてくわざがふえていくんだそれはべつにいいのだけど)

出来てく技が増えていくんだ　それは、別に良いのだけど

(さみだみだれたあのひのあめおもいだしますいをぬいた)

さみだ乱れたあの日の雨　思い出し麻酔を抜いた

(ぽろっとこぼれたものがいったよわるいのはだれでもないんだ)

ぽろっとこぼれた物が言ったよ　「悪いのは誰でもないんだ」

(だんだんさとるわがあおさ)

段々　悟る　我が青さ

(えんえんまようきいろしんごう)

延々　迷う　黄色信号

(あかいあかいかおかくし)

赤い　赤い　顔隠し

(あくなきたびじをいちにいさんし)

悪なき旅路を　いちにいさんし

(ていていしんじゃえていていしんじゃえ)

ていていしんじゃえ　ていていしんじゃえ

(じぶんのためのていで)

自分のためのていで

(ていていだれかをきらっちゃいないか)

ていてい誰かを嫌っちゃいないか

(あなたののぞみはなんだい)

あなたの望みはなんだい？

(ていていやめちゃえていていやめちゃえ)

ていていやめちゃえ　ていていやめちゃえ

(そんなにてとゆびきるなら)

そんなに手と指切るなら

(こんなのやめてもぜんぜんいいんだよ)

こんなの止めても全然良いんだよ

(いのちがきみをはなすだけ)

命が君を離すだけ

(じゅってんいかのてすとにだっていのちがあるはずなんだ)

十点以下のテストにだって　命があるはずなんだ

(こわれものさわらないってことばがこわしていくわ)

壊れ物触らないって　言葉が壊していくわ

(じょうしきがないからだってあなたがおしえないだけ)

常識がないからだって　あなたが教えないだけ

(そうだろねえそうだろいちにいさんし)

そうだろ　ねえ、そうだろ　（いちにいさんし）

(ていていしんじゃえていていしんじゃえ)

ていていしんじゃえ　ていていしんじゃえ

(だれかのためのていで)

誰かのためのていで

(ていていみんなをやっちゃいないか)

ていていみんなを　やっちゃいないか

(かんじょうのさいばねてぃくす)

感情のサイバネティクス

(ていていないちゃえていていないちゃえ)

ていていないちゃえ　ていていないちゃえ

(ないてるきみはすてきだね)

泣いてる君は素敵だね

(ぜんぶがじぶんのためだとしってる)

全部が自分のためだとしってる

(ほんとのきみをおしえて)

ほんとの君を教えて。

(ていていしんじゃえていていしんじゃえ)

ていていしんじゃえ　ていていしんじゃえ

(じぶんのためのていで)

自分のためのていで

(ていていあいてをきらっちゃいないか)

ていてい相手を　嫌っちゃいないか

(それでもいきていくのなら)

それでも生きていくのなら

(ててつないでふれさせてよ)

手　手　繋いで　触れさせてよ

(そんなにてとゆびきるなら)

そんなに手と指切るなら

(えんえんないてもぜんぜんいいんだよ)

延々泣いても　全然良いんだよ

(ぼくらがきみをまもるから)

僕らが君を守るから

(いつかきいてくれるきみやかわりにうたうあなたのための)

いつか聴いてくれる君や、代わりに歌うあなたのための

(うたをうたえたらいいな)

歌を、歌えたらいいな。

(たとえせかいがのぞまなくっても)

たとえ世界が望まなくっても。

(あなたのためうたえたならいみがあるかな)

あなたのため、歌えたなら意味があるかな。