TRIGGER

(つくりかけのはいしゅーるなしとひとのむれ)

作りかけのハイ・シュールな詩と人の群れ

(いつのまにかかげろうになったきみのゆめ)

いつのまにか陽炎になった君の夢

(どうしてだろうこわれそうなねがいばかり)

どうしてだろう 壊れそうな願いばかり

(つむいでいくことできやしない)

紡いでいくことできやしない

(おそれないでほんのすこしここがかわいてるだけ)

恐れないで ほんの少しここが渇いてるだけ

(うごかないでみみのうらにこびりついたこえは)

動かないで 耳の裏にこびりついた声は

(やさしげなじゅうせい)

優しげな銃声

(むせびないてかなしくて)

むせび啼いて 哀しくて

(もうどうにもならなくっても)

もうどうにもならなくっても

(めのまえのあしたをそうつかむしかないでしょう)

目の前の明日をそう掴むしかないでしょう

(ひとりないてひからびて)

ひとり泣いて 干涸びて

(のこったかすをぜんぶあつめたら)

残ったカスを全部集めたら

(このさきにゆける)

この先に行ける

(まだあるいてゆける)

まだ歩いてゆける

(ｔｒｉｇｇｅｒにこのゆびをかける)

Triggerにこの指をかける

(こめかみにのこったｆｅｖｅｒまだくるしくて)

こめかみに残ったfever まだ苦しくて

(おもいでににげこんだままのふらちなｗｅｅｋｅｎｄｓ)

思い出に逃げ込んだままの不埒なweek ends

(だましうちをおぼえたよるはさみしくて)

騙し撃ちを覚えた夜は寂しくて

(こどくなじぶんをむしできない)

孤独な自分を無視できない

(かまわないでほんのすこしいみをさがしてるだけ)

構わないで ほんの少し意味を探してるだけ

(しんじないでただしさなどくさりかけたひびを)

信じないで正しさなど 腐りかけた日々を

(けむにまくしょうえん)

煙に巻く硝煙

(かくさないでかなしくて)

隠さないで 哀しくて

(もうどうにもたてないなら)

もうどうにも立てないなら

(ひのあたるあしたにはとどくはずないでしょう)

日の当たる明日には届くはずないでしょう

(もとめないでただしって)

求めないで ただ知って

(よそおったはずのほんのうにであえたら)

装ったはずの本能に出会えたら

(まださきにゆける)

まだ先に行ける

(ほらあるいてゆける)

ほら歩いてゆける

(ｔｒｉｇｇｅｒにこのみをささげる)

Triggerにこの身を捧げる

(ぼくがこうねがったかんじょうのありかはたしかに)

僕がこう願った感情の在り処は確かに

(きみがそういのったことにりゆうがひそむけど)

君がそう祈ったことに理由が潜むけど

(このままでいいよなんていたみのないことばじゃ)

このままで良いよなんて痛みのない言葉じゃ

(すくわれないなにかをしんじてる)

救われない何かを信じてる

(むせびないてかなしくて)

むせび啼いて 哀しくて

(もうどうにもならなくっても)

もうどうにもならなくっても

(めのまえのあしたにそう)

目の前の明日にそう

(いどむしかないでしょう)

挑むしかないでしょう

(ひとりないてひからびて)

ひとり泣いて 干涸びて

(のこったかすをぜんぶあつめたら)

残ったカスを全部集めたら

(このさきにゆける)

この先に行ける

(まだあるいてゆける)

まだ歩いてゆける

(ｔｒｉｇｇｅｒにこのゆびをかける)

Triggerにこの指をかける

(ｔｒｉｇｇｅｒにこのみをささげる)

Triggerにこの身を捧げる

(もういつだってひきがねをひける)

もう何時だって引き金を引ける