王子とこじき 2
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | HAKU | 7434 | 光 | 7.6 | 97.6% | 469.7 | 3577 | 85 | 70 | 2026/01/12 |
| 2 | なお氏 | 5520 | A | 5.6 | 97.3% | 626.4 | 3553 | 95 | 70 | 2026/01/10 |
| 3 | じゅんこ | 4753 | B | 5.0 | 94.6% | 710.4 | 3580 | 203 | 70 | 2026/01/11 |
| 4 | ハナミズキ | 3351 | D | 3.9 | 87.2% | 902.9 | 3546 | 520 | 70 | 2026/01/12 |
| 5 | haruf2 | 3309 | D | 3.3 | 97.7% | 1045.3 | 3539 | 80 | 70 | 2026/01/11 |
関連タイピング
-
プレイ回数1135 長文1204打
-
打ち切れたらギネス記録!?が好評だったのでつくりました!!
プレイ回数1726 歌詞444打 -
今回のテーマはシール交換のメリットについてです!
プレイ回数405 長文1018打 -
長文を打つ練習ができます。
プレイ回数35万 長文786打 -
プレイ回数2.4万 長文1917打
-
コレ最後まで打てたらすごいと思う。
プレイ回数2575 歌詞120秒 -
5分間の速度部門の模擬試験です。打つ速度で級が決まります
プレイ回数93万 長文300秒 -
M!LKのイイじゃん
プレイ回数2136 歌詞120秒
問題文
(ところが、このがらくたよこちょうにめずらしいじんぶつがいた。)
ところが、このがらくた横丁に珍しい人物がいた。
(それはとしとったしんぷで、このへんのこどもたちをなんとかよくしよう)
それは年とった神父で、この辺の子供たちをなんとか良くしよう
(もじをおしえようとかんがえていた。とむはこのしんぷのおきにいりだった。)
文字を教えようと考えていた。トムはこの神父のお気に入りだった。
(「おまえは、もともとあたまがいい。こんなところにすんでさえいなければ)
「おまえは、もともと頭がいい。こんな所に住んでさえいなければ
(りっぱなしごとにつけるだろうにな。いや、しかしのぞみをすててはいかん。)
立派な仕事に就けるだろうにな。いや、しかし望みを捨ててはいかん。
(ひとつ、らてんごをおしえてあげよう」)
ひとつ、ラテン語を教えてあげよう」
(こうしておそわったらてんごは、これからあと、とむのみのうえにおきるじけんで)
こうして教わったラテン語は、これからあと、トムの身の上に起きる事件で
(おおきなしあわせになるのだった。)
大きな幸せになるのだった。
(うちへかえれば、よっぱらったちちおややおばあさんが)
うちへ帰れば、酔っぱらった父親やおばあさんが
(「おい、どうした。まさか、てぶらでかえったんじゃあるまいな。)
「おい、どうした。まさか、手ぶらで帰ったんじゃあるまいな。
(もらってきたかねをみんなだしな。かくしてたりすると、ぶんなぐるぞ」)
もらってきた金をみんな出しな。隠してたりすると、ぶん殴るぞ」
(くちぎたなくいって、とむがこじきをしたかせぎをとりあげるのだ。)
口汚く言って、トムが乞食をした稼ぎを取り上げるのだ。
(そこで、とむはどうしてもそとであそぶことになった。)
そこで、トムはどうしても外で遊ぶことになった。
(そして、じをおそわったおかげでほんがよめるようになった。)
そして、字を教わったおかげで本が読めるようになった。
(まほうのものがたりをよんだり、しんぷがはなしてくれるふるいおうさまのはなしをきくと、)
魔法の物語を読んだり、神父が話してくれる古い王様の話を聞くと、
(このがらくたよこちょうのみじめなくらしをわすれることができた。)
このがらくた横丁の惨めな暮らしを忘れることができた。
(そのときは、ゆめでもみているようなきもちになって)
その時は、夢でも見ているような気持になって
((ああ、おいらがごてんのおうじさまだったらなあ))
(ああ、おいらが御殿の王子様だったらなあ)
(いつもこんなことをかんがえているうちに、とむはいいことをおもいついた。)
いつもこんなことを考えているうちに、トムはいいことを思いついた。
(「おい、おまえはもんばんのへいたいだ。おまえは、ばしゃをひいてくるやくで)
「おい、おまえは門番の兵隊だ。おまえは、馬車を引いてくる役で
(そこにいるおまえは、だいじんにしてやる。いいな、おいらはおうじさまだ。)
そこにいるおまえは、大臣にしてやる。いいな、おいらは王子様だ。
(うそっこにいまはよるだ。おうじさまはきぞくのえんかいへおでましだぞ」)
うそっこに今は夜だ。王子様は貴族の宴会へお出ましだぞ」
(つまりとむは、おうじさまごっこのおうじになって、)
つまりトムは、王子様ごっこの王子になって、
(せめてまんぞくすることをおぼえたのだった。)
せめて満足することを覚えたのだった。
(ふしぎなもので、うそっこのおうじでもなんべんもそのつもりであそんでいるうちに)
不思議なもので、うそっこの王子でも何遍もそのつもりで遊んでいるうちに
(とむには、どことなくひんのいいぎょうぎのいいところがでてきたのだった。)
トムには、どことなく品のいい行儀のいいところがでてきたのだった。
(「そちたちが、さばききれないさいばんはわたしのところへもってくるがよい」)
「そちたちが、さばききれない裁判は私のところへ持ってくるがよい」
(くちのききかたまで、ほんもののおうじらしくいえるようになった。)
口の利き方まで、本物の王子らしく言えるようになった。
(だが、くらしのほうはとてもおうじさまどころか、むかしどおりで)
だが、暮らしのほうはとても王子様どころか、昔どおりで
(あめがふってもかぜがふいても、はだしのまんま、まちからまちへものをもらってあるくのだ。)
雨が降っても風が吹いても、裸足のまんま、町から町へ物をもらって歩くのだ。
(もらいがすくないといっては、まいにちのようにちちおやからなぐりとばされた。)
もらいが少ないと言っては、毎日のように父親から殴り飛ばされた。
(そして、なきねいりするのはべっどどころかゆかのうえへばらまいた)
そして、泣き寝入りするのはベッドどころか床の上へばらまいた
(わらのうえだったのである。)
わらの上だったのである。
(それにしても、ねているあいだはたのしかった。)
それにしても、寝ている間は楽しかった。
(ゆめのなかで、ほんもののおうじになれたからである。)
夢の中で、本物の王子になれたからである。
(ゆったりとした、びろーどのかーてんがたれているきゅうでんのひろまで)
ゆったりとした、ビロードのカーテンが垂れている宮殿の広間で
(とむはまっしろなからーをつけたおうじさまになっていた。)
トムは真っ白なカラーをつけた王子様になっていた。
(ひざまづいて、とむのめいれいをまつたくさんのけらいたち。)
ひざまづいて、トムの命令を待つたくさんの家来たち。
(いいにおいをまきちらすうつくしいきふじんたち。)
いい匂いをまきちらす美しい貴婦人たち。
(そして、みみをくすぐるようなしずかなおんがく。)
そして、耳をくすぐるような静かな音楽。
((ああ、どこまでもこのゆめがおわらないでほしいなあ))
(ああ、どこまでもこの夢が終わらないでほしいなあ)
(ゆめがさめかけると、わらのうえのとむはいつもこうおもうのだった。)
夢がさめかけると、わらの上のトムはいつもこう思うのだった。
(しかし「いつまでねてやがるんだ。あさはやくとびだしていきゃ、)
しかし「いつまで寝てやがるんだ。朝早く飛び出していきゃ、
(それだけいいものがみちにおちているんだ。とっととでてゆけっ」)
それだけいいものが道に落ちているんだ。とっとと出て行けっ」
(ちちおやのわめくこえが、あたまのうえでばくはつした。)
父親の喚く声が、頭の上で爆発した。
(もちろん、とむのゆめにでてくるきゅうでんやおうじさまのくらしぶりは)
もちろん、トムの夢に出てくる宮殿や王子様の暮らしぶりは
(ものがたりのはなしや、ほんのなかでよんだことばかりだった。)
物語の話や、本の中で読んだことばかりだった。
((ほんもののおうじさまって、どんなひとなんだろう。いっぺんみてみると)
(本物の王子様って、どんな人なんだろう。いっぺん見てみると
(ゆめももっとほんとうらしくなるなあ))
夢ももっと本当らしくなるなあ)
(こうとむがおもいはじめたのは、あたりまえのこと。)
こうトムが思い始めたのは、当たり前のこと。
(あるさむいひだった。ぼろをきたはだしのとむは、まちからまちへ、だいどころからうらぐちへと)
ある寒い日だった。ぼろを着た裸足のトムは、町から町へ、台所から裏口へと
(もらいあるいていた。ぱんのきれはしひとつもらえなかった。)
もらい歩いていた。パンの切れはし一つもらえなかった。
(うちへかえれば、なぐられるだけだ。)
うちへ帰れば、殴られるだけだ。
(くらいきもちになって、あてどもなくあるくとむは)
暗い気持ちになって、あてどもなく歩くトムは
(じぶんできをひきたてなければならなかった。)
自分で気を引き立てなければならなかった。
((そうだ。こんなときこそ、おうじさまになったつもりになろう。)
(そうだ。こんな時こそ、王子様になったつもりになろう。
(そこらをあるいているのは、みんなけらいだとおもえばいいし・・・。)
そこらを歩いているのは、みんな家来だと思えばいいし・・・。
(あのれすとらんのまどにかざってあるりょうりも、みんなおいらのきゅうでんの)
あのレストランの窓に飾ってある料理も、みんなおいらの宮殿の
(りょうりにんがつくったものとおもえばいいんだ。)とはおもったものの、とむははらがへって)
料理人が作ったものと思えばいいんだ。)とは思ったものの、トムは腹が減って
(よろよろとやっぱりあてもなくあるくばかりだった。)
よろよろとやっぱり当てもなく歩くばかりだった。
(そのうち、きゅうにまわりがひろびろとしたみちになって、ひとどおりもすくなくなり)
そのうち、急に周りが広々とした道になって、人通りも少なくなり
(しずかになったのにきがついた。(おや、ここはどこだ?)
静かになったのに気がついた。(おや、ここはどこだ?
(いままで、きたことがないところだぞ。))
今まで、来たことがないところだぞ。)
(いしでできたおおきなたかいもんがあった。)
石でできた大きな高い門があった。
(もんのりょうがわは、ふといてつのぼうがはまっていて、なかがのぞけるようになっている。)
門の両側は、太い鉄の棒がはまっていて、中がのぞけるようになっている。
((なんてひろいにわなんだろう。おや、あのどっしりとしたたてものは)
(なんて広い庭なんだろう。おや、あのどっしりとした建物は
(ほんのえでみたことがあるぞ。))
本の絵で見たことがあるぞ。)
(とむは、いそいでもんのうえをみた。そこには、いぎりすのおうしつのもんしょうが)
トムは、急いで門の上を見た。そこには、イギリスの王室の紋章が
(はっきりとうきぼりになっている。)
はっきりと浮き彫りになっている。
((ここだ。ここがうぇすとみんすたーきゅうでんなんだ。))
(ここだ。ここがウェストミンスター宮殿なんだ。)