スタレタイピング〜野火〜

(みをさすかぜだろうと)

身を刺す風だろうと

(こころはきずつかない)

心は傷つかない

(こおりつききえてしまった)

凍りつき消えてしまった

(かなしみのはて)

悲しみの果て

(あわただしいゆめのなか)

慌ただしい夢のなか

(かれらはひっしにもがこうとする)

彼らは必死にもがこうとする

(こどうはふるえてささる)

鼓動は震えて刺さる

(このさむさのさなかで)

この寒さのさなかで

(このさむさのさなかで)

この寒さのさなかで

(いたみははとともに)

痛みは刃とともに

(いたみははとともに)

痛みは刃とともに

(いたみははとともに)

痛みは刃とともに

(いたみははとともに)

痛みは刃とともに

(いたみははとともに)

痛みは刃とともに

(いたみはやいばとともに)

痛みは刃とともに

(いたみはこのねむりについただいちの)

痛みはこの眠りについた大地の

(ひとびとをたちあがらせる)

人々を立ち上がらせる

(ただうちくだくためのけんを)

ただ打ち砕くための剣を

(ずじょうのくもをひきさくためのけんをはなて)

頭上の雲を引き裂くための剣を放て

(めざめろ、いまこそつどうときだ)

目覚めろ、今こそ集うときだ

(にぎりしめたてには、)

握りしめた手には、

(よじんだけがのこる)

余燼だけが残る

(ゆうかんなこころには、)

勇敢な心には、

(ほのおだけがともる)

炎だけが点る

(どれほどときをかさねても、)

どれほど時を重ねても、

(かわろうとしないきせつたちは)

変わろうとしない季節たちは

(もどるみちをみつけるだろう)

戻る道を見つけるだろう

(あるべきみちを)

あるべき道を

(わたしたちはうんめいにたちむかうとせんたくしたんだ！)

私たちは運命に立ち向かうと選択したんだ！

(いたみはやいばとともに)

痛みは刃とともに

(いたみはこのねむりについただいちの)

痛みはこの眠りについた大地の

(ひとびとをたちあがらせる)

人々を立ち上がらせる

(ただうちくだくためのけんを)

ただ打ち砕くための剣を

(ずじょうのくもをひきさくためのけんをはなて)

頭上の雲を引き裂くための剣を放て

(めざめろ、いまこそつどうときだ)

目覚めろ、今こそ集うときだ

(かすれたいしにきざまれた)

掠れた石に刻まれた

(るーるなどやぶってしまえ)

ルールなど破ってしまえ

(かつてひかりをおうものたちがいた)

かつて光を追う者たちがいた

(みつけるか、みうしなうかだ)

見つけるか、見失うかだ

(やつらがたどりついたのか)

奴らが辿り着いたのか

(しるよしなんてないんだ)

知るよしなんてないんだ

(かなたにひかりがみえる)

彼方に光が見える

(いばらのさきでもえているんだ)

いばらの先で燃えているんだ

(そこにあるのはわかっている)

そこにあるのは分かっている

(いわなければいけないことがある)

言わなければいけない事がある

(なにがたちはだかろうと、じゅんびはできている)

何が立ちはだかろうと、準備はできている

(おれたちはうんめいにたちむかうとせんたくしたんだ！)

俺たちは運命に立ち向かうと選択したんだ！

(いたみはやいばとともに)

痛みは刃とともに

(いたみはこのねむりについただいちの)

痛みはこの眠りについた大地の

(ひとびとをたちあがらせる)

人々を立ち上がらせる

(ただうちくだくためのけんを)

ただ打ち砕くための剣を

(ずじょうのくもをひきさくためのけんをはなて)

頭上の雲を引き裂くための剣を放て

(きみをよぶこえのためにめざめろ)

君を呼ぶ声のために目覚めろ