怖い話《ハロウィンの翌朝》
※このタイピングは、ランキング登録を受け付けていません。
関連タイピング
-
長文を打つ練習ができます。
プレイ回数33万長文786打 -
めっちゃいい曲....
プレイ回数2.3万歌詞かな200打 -
タイピングに慣れてきた人におすすめ
プレイ回数110万長文かな1008打 -
夏目漱石
プレイ回数16万長文かな512打 -
Mrs.GREEN APPLEの青と夏です！
プレイ回数14万歌詞1030打 -
上級者向けタイピングゲームだよ
プレイ回数3.2万長文かな822打 -
好評だった小説の続きです
プレイ回数6894長文797打 -
テトリスサビ！！！！！！！！！！！！！！！！！！
プレイ回数10万歌詞かな167打
問題文
(はろうぃんというと、しぶやのまちでのおおさわぎ・・・というのはむかしのはなし。)
ハロウィンというと、渋谷の街での大騒ぎ・・・というのは昔の話。
(ろじょういんしゅに、ぼうどういっぽてまえまでおまつりさわぎがはってんしすぎたせいで、)
路上飲酒に、暴動一歩手前までお祭り騒ぎが発展しすぎたせいで、
(ついにしぶやのまちでははろうぃんおことわりなんていわれだした。)
ついに渋谷の街ではハロウィンお断りなんて言われ出した。
(さびしいもんですな、ま、いたしかたなし。)
寂しいもんですな、ま、致し方なし。
(そういえばなんですが、すうねんまえ、いやもう１０ねんいじょうまえか。)
そういえばなんですが、数年前、いやもう10年以上前か。
(しぶやにかつきがあってはろうぃんでもだいもりあがりで)
渋谷に活気があってハロウィンでも大盛り上がりで
(ｄｊぽりすなんてのがいたころだ。)
DJポリスなんてのがいた頃だ。
(みんなあさまでわいわいやって、どうろのそのへんで)
みんな朝までワイワイやって、道路のその辺で
(よいつぶれるおんなのことかいたりしてね。)
酔い潰れる女の子とかいたりしてね。
(あさまでさわいで、そのまましはつでかえったり、)
朝まで騒いで、そのまま始発で帰ったり、
(なんならこすぷれのままがいしゃにむかう「つわもの」もいたり。)
なんならコスプレのまま会社に向かう「つわもの」もいたり。
(じぶんもそのひはわかげのいたりであさまでしぶや。)
自分もその日は若気の至りで朝まで渋谷。
(ねむいめをこすりながら、きゅうけつきのかっこうのまましはつのとうよこせんにのりこんだ。)
眠い目をこすりながら、吸血鬼の格好のまま始発の東横線に乗り込んだ。
(あおじろいかおで、くちからちをしたたらせながらざせきについた。)
青白い顔で、口から血を滴らせながら座席に付いた。
(まだあさの５じである。)
まだ朝の5時である。
(たいようはでていないけど、なんとなくしたのほうからぼんやりあかるくなりはじめていた。)
太陽は出ていないけど、なんとなく下の方からぼんやり明るくなり始めていた。
(「いかん、じぶんきゅうけつきなんで、たいようがのぼるまえにいえにかえりたい・・・」)
「いかん、自分吸血鬼なんで、太陽が昇る前に家に帰りたい・・・」
(さくやのよいがまだぬけきれていないそんななか、)
昨夜の酔いがまだ抜け切れていないそんな中、
(でんしゃにちまみれのぴえろがのりこんできて、どかっとせきについた。)
電車に血まみれのピエロが乗り込んできて、ドカっと席に着いた。
(てにはちのしたたるほうちょうをもっている。)
手には血の滴る包丁を持っている。
(（うわ～すげえはくりょく・・・)
（うわ～すげえ迫力・・・
(こいつ、こんなかっこうでしぶやをねりあるいていたのか・・・）)
コイツ、こんな格好で渋谷を練り歩いていたのか・・・）
(あまりにりあるなさつじんぴえろのかそうにぞっとしながらむかいあった。)
あまりにリアルな殺人ピエロの仮装にゾッとしながら向かい合った。
(まあひとのことはいえない、こっちもちをしたたらせたきゅうけつきだ。)
まあ人のことは言えない、こっちも血を滴らせた吸血鬼だ。
(やがてでんしゃはうごきだし、がたごとゆられながらしゅっぱつした。)
やがて電車は動き出し、ガタゴト揺られながら出発した。
(じぶんはじゆうがおかでおりておおいまちせんのりかえなのでとちゅうげしゃしたが、)
自分は自由が丘で降りて大井町線乗り換えなので途中下車したが、
(さつじんぴえろはそのままでんしゃにのこってよこはまほうめんへときえていった。)
殺人ピエロはそのまま電車に残って横浜方面へと消えていった。
(・・・それにしてもぞっとした。)
・・・それにしてもゾっとした。
(あんなにりあるで、ほうちょうだってほんものみたいだし・・・いや、まさかね。)
あんなにリアルで、包丁だって本物みたいだし・・・いや、まさかね。
(ほんもののほうちょうをむきだしでもってるわけないし・・・。)
本物の包丁を剥き出しで持ってるわけないし・・・。
(でも、ほうちょうからしたたるちがぜんぜんとまらなくてね・・・)
でも、包丁から滴る血が全然止まらなくてね・・・
(ていうか、あいつじしんがちまみれだったから、それがしたたっていたのかな。)
ていうか、あいつ自身が血まみれだったから、それが滴っていたのかな。
(なんにしてもでんしゃのゆかとかよごしてめいわくなきゃくだよな。)
なんにしても電車の床とか汚して迷惑な客だよな。
(・・・)
・・・
(・・・って、なんとかじぶんをごまかしたくてこんなこといってるけど、)
・・・って、何とか自分をごまかしたくてこんな事言ってるけど、
(やっぱあれってほんものなんじゃ・・・)
やっぱあれって本物なんじゃ・・・
(じぶんのちなのかかえりちなのかわからないけど、)
自分の地なのか返り血なのかわからないけど、
(やっぱあれってほんものなんじゃ・・・)
やっぱあれって本物なんじゃ・・・
(「うううっ」いまさらこわくなってきたよ。)
「うううっ」今更怖くなってきたよ。