醜い私

(なぜかなしみはわすれかかってまたおもうのか？)

なぜ悲しみは 忘れかかってまた思うのか？

(そうきずぐちのなおりぐあいたしかめるように)

そう 傷口の治り具合 確かめるように

(あのなつふくはくりーにんぐにずっとだしたまま)

あの夏服はクリーニングにずっと出したまま

(だってあらってもいつわりがしみこんでいるでしょう)

だって洗っても 偽りが浸み込んでいるでしょう

(あんなにつよくだかれることも)

あんなに強く抱かれることも

(はげしくそのうでふりほどくこともない)

激しくその腕振りほどくこともない

(じんせいでたったひとつこうかいをだれかにきかれても)

人生でたったひとつ後悔を誰かに聞かれても

(このこいにおちたことははなさない)

この恋に落ちたことは話さない

(いっせんをこえてしまったおろかさはなみだじゃぬぐえない)

一線を越えてしまった 愚かさは涙じゃ拭えない

(せかいでいちばんみにくいわたし)

世界で一番醜い私

(ずっとじこけんおさいていだったあのひのわたし)

ずっと自己嫌悪 最低だったあの日の私

(もうｌｉｎｅとかでんわばんごうすべてけしたけど)

もうLINEとか電話番号 すべて消したけど

(ああともだちにはんたいされたもらるのないこい)

ああ 友達に反対されたモラルのない恋

(ただかたくなにみんなとはきょりをおいてしまった)

ただ頑なにみんなとは距離を置いてしまった

(みらいがなにもみえないときも)

未来が何も見えない時も

(あなたのよこがおみてるだけでよかった)

あなたの横顔 見てるだけでよかった

(じんせいでたったいちどあやまちをしゅうせいできるなら)

人生でたった一度 過ちを修正できるなら

(かのじょがいることをしってたじじつ)

彼女がいることを知ってた事実

(これいじょうあいしあえばそばにいるだれかをきずつける)

これ以上愛し合えば そばにいる誰かを傷つける

(すがおがいちばんみにくいわたし)

素顔が一番醜い私

(じんせいでたったひとつこうかいをだれかにきかれても)

人生でたったひとつ後悔を誰かに聞かれても

(あなたとのであいなんておもえない)

あなたとの出会いなんて思えない

(もしいまもばれなかったらなきながらわらってだかれてる)

もし今もバレなかったら 泣きながら笑って抱かれてる

(せかいでいちばんみにくいわたし)

世界で一番醜い私