エンディングテーマ amazarashi

(こんなにそらがあおいのはちょっともったいないな)

こんなに空が青いのはちょっともったいないな

(すこしくもってるくらいのほうがちょうどいいよな)

少し曇ってるくらいの方が丁度いいよな

(まっしろなびょうしつのまどのむこうではそろそろさくらもさくんだろうけどな)

真っ白な病室の窓の向こうではそろそろ桜も咲くんだろうけどな

(みたされていたいっていつもおもうけれど)

満たされていたいっていつも思うけれど

(みたされていないからこそのねがうちから)

満たされていないからこその願う力

(はらがへってるときのしょくよくみたいなもの)

腹が減ってるときの食欲みたいなもの

(あなたはどうかだいじにしてね)

あなたはどうか大事にしてね

(うしなうことになれたりしなかったさいごまでぼくはかなしいにんげんでした)

失うことに慣れたりしなかった　最後まで僕は悲しい人間でした

(だけどそれとひきかえにぼくはねがうのです)

だけどそれと引き換えに僕は願うのです

(いきていきていきていたいよ)

生きて生きて生きていたいよ

(ぼくがしんだらながれだすえんどろーる)

僕が死んだら流れ出すエンドロール

(ぼくがしゅえんのせいしゅんぐんぞう)

僕が主演の青春群像

(おせわになったひとたちのなまえがずらっとならべば)

お世話になった人たちの名前がずらっと並べば

(なんじかんかかるかわからないや)

何時間かかるか分からないや

(そんなことかんがえるとちょっとわらえてくるよな)

そんなこと考えるとちょっと笑えて来るよな

(だからえんでぃんぐてーまはこんなもんだろ)

だからエンディングテーマはこんなもんだろ

(おさないころかってたぺっとがしんだときあまりのかなしさに)

幼い頃飼ってたペットが死んだとき　あまりの悲しさに

(であわなきゃよかったとおもった)

出会わなきゃよかったと思った

(てにするよろこびとうしなうかなしみ)

手にする喜びと失う悲しみ

(てんびんにかけるのはばかげたことです)

天秤に掛けるのは馬鹿げたことです

(えらそうなことをいったりしてごめんな)

偉そうなことを言ったりしてごめんな

(ほんとうにぼくがいいたいことはつまり)

本当に僕が言いたいことはつまり

(ぼくのなかでいきているぼくがあいしたものたちみたいに)

僕の中で生きている僕が愛したものたちみたいに

(あなたのなかでいきていたいよ)

あなたの中で生きていたいよ

(ぼくがしんだらながれだすえんどろーるひとはそれぞれにちじょうにもどって)

僕が死んだら流れ出すエンドロール　人はそれぞれ日常に戻って

(ふとしたときにおもいだしてほしいけどさ)

ふとした時に思い出して欲しいけどさ

(われながらめいさくとはいえないもんな)

我ながら名作とは言えないもんな

(そんなことかんがえるとちょっとわらえてくるよな)

そんなこと考えるとちょっと笑えてくるよな

(だからえんでぃんぐてーまはこんなもんだろ)

だからエンディングテーマはこんなもんだろ

(うしないつづけることでなにかにひっしになれるちからがやどるのなら)

失い続けることで何かに必死になれる力が宿るのなら

(みたされていないってのはしあわせなのかな)

満たされていないってのは幸せなのかな

(だとしたらいまのぼくはきっとしあわせなんだな)

だとしたら今の僕はきっと幸せなんだな

(なのにこころがいたいよなみだがとまらないよ)

なのに　心が痛いよ　涙が止まらないよ

(あなたがしんだらながれだすえんどろーる)

あなたが死んだら流れ出すエンドロール

(ぼくはきっとわきやくだろうな)

僕はきっと脇役だろうな

(すこしさびしいけれどきっとそれでいいんだ)

少し寂しいけれどきっとそれでいいんだ

(あなたがしあわせだったしょうこだから)

あなたが幸せだった証拠だから

(ぼくがしんだらながれだすえんどろーる)

僕が死んだら流れ出すエンドロール

(あとじゅうはっしょうせつのえんでぃんぐてーま)

あと18小節のエンディングテーマ

(あなたのむねにやきついてきえないような)

あなたの胸に焼き付いて消えないような

(きのきいたことばをいいたいんだけど)

気の利いた言葉を言いたいんだけど

(そんなことかんがえてたらもうじかんか)

そんなこと考えてたらもう時間か

(さいごはやっぱり「ありがとう」かな)

最後はやっぱり「ありがとう」かな

(ありがとう)

ありがとう