麦 畑　=オヨネーズ

(おらといっしょにくらすのは)

俺らと一緒に暮らすのは

(およねおめえだと)

およね おめえだと

(ずーとまえからきめていた)

ずーと前から決めていた

(よめっこさきておくれ)

嫁っこさ来ておくれ

(やんだたまげたなきゅうになにいうだ)

やんだたまげたな 急に何言うだ

(おらもまえからまっつあんを)

おらも前から松っつあんを

(すきだとおもってた)

好きだと思ってた

(くわをもつてがふるえてる)

鍬を持つ手が震えてる

(かまをもつてもふるえてる)

鎌を持つ手も震えてる

(ふたりのこころはしずむゆうひに)

二人の心は 沈む夕陽に

(まっかっかにそめられて)

真っ赤っ赤に染められて

(おらでええのか)

おらでええのか

(おらおめえでええてば)

俺らおめえで ええてば

(あいのはなさくむぎばたけ)

愛の花咲く 麦畑

(もしもちらいといわれたら)

もしも嫌(ちら)いと言われたら

(おらなじょしたべ)

俺ら なじょしたべ

(いきるきぼうもゆめもなく)

生きる希望も夢もなく

(ひとりですんだべな)

一人で死(す)んだべな

(あいやかわいそう)

あいや かわいそう

(ばかなこというな)

馬鹿なこと言うな

(おらもまいにちまっつあんの)

おらも毎日 松っつあんの

(ぷろぽーずまっていた)

プロポーズ待っていた

(かわすめとめがふるえてる)

交わす目と目が 震えてる

(さわるてとてもふるえてる)

さわる手と手も 震えてる

(ふたりのこころはしずむゆうひに)

二人の心は 沈む夕陽に

(まっかっかにそめられて)

真っ赤っ赤に染められて

(おらしんじてええのか)

おら信じて ええのか

(おらぜったいうそつかね)

俺ら絶対 嘘つかね

(あいのはなさくむぎばたけ)

愛の花咲く 麦畑

(おらのよめっこにくるってが)

俺らの嫁っこに来るってが

(およねえがったな)

およね えがったな

(うんとだいじにすっからよ)

うんと大事にすっからよ

(もすこしこっちゃさこい)

も少しこっちゃさこい

(やんだはずかしなちっときがはやえな)

やんだ恥ずかしな ちっと気が早えな

(おらもいっしょうまっつあんを)

おらも一生 松っつあんを

(たよりにすっからよ)

頼りにすっからよ

(あわすくちびるふるえてる)

合わす口びる震えてる

(うれしなみだもふるえてる)

うれし涙も震えてる

(ふたりのこころはしずむゆうひに)

二人の心は 沈む夕陽に

(まっかっかにそめられて)

真っ赤っ赤に染められて

(おらほんとうにはっぴー)

おら本当にハッピー

(おらもほんとうにはっぴー)

俺らも本当にハッピー

(あいのはなさくむぎばたけ)

愛の花咲く 麦畑