Here

(たったひとつたったひとつの)

たったひとつ たったひとつの

(たったひとりたったひとりの)

たったひとり たったひとりの

(わたしはここ)

私はここ

(がれきのむねいきもできない)

瓦礫の棟 息もできない

(ふりだすあめねむるようにくらい)

降り出す雨 眠るように 暗い

(このせかいをいきぬくのならば)

この世界を生き抜くのならば

(どんなはなをかざればいいの)

どんな花を飾ればいいの

(しんじたいくせに)

信じたいくせに

(しんじられずに)

信じられずに

(むりょくでむいみなじぶんが)

無力で無意味な自分が

(それでもこころでなくんだ)

それでも心で泣くんだ

(こっちへおいでとこえがきこえる)

こっちへおいでと 声が聞こえる

(むげんでむぼうなあしたが)

無限で無謀な明日が

(それでもどこかでまつから)

それでもどこかで 待つから

(たったひとつたったひとつの)

たったひとつ たったひとつの

(たったひとりたったひとりの)

たったひとり たったひとりの

(わたしはここ)

私はここ

(はんぶんしかゆるしたくない)

半分しか 許したくない

(はんぶんしかわかりあえない)

半分しか わかり合えない

(このせかいをたたかいぬくなら)

この世界を 戦い抜くなら

(どんなうたをうたえばいいの)

どんな歌を歌えばいいの

(みつけたいならみつけだすまで)

見つけたいなら 見つけ出すまで

(ふじつでふもうなじゆうを)

不実で不毛な自由を

(それでもほしいとさけんだ)

それでも欲しいと叫んだ

(しってるくせにしらんぷりをして)

知ってるくせに 知らんぷりをして

(むしょくでむきずなひかりを)

無色で無傷な光を

(それでももういちどさがした)

それでももう一度探した

(たったひとつたったひとつの)

たったひとつ たったひとつの

(たったひとりたったひとりの)

たったひとり たったひとりの

(わたしはここ)

私はここ

(きみだけのばしょがかならずある)

君だけの場所が必ずある

(うつくしいこのほしを)

美しいこの星を

(すべてをかくしてるけど)

全てを隠してるけど

(むりょくでむいみなじぶんが)

無力で無意味な自分が

(それでもこころでなくんだ)

それでも心で泣くんだ

(こっちへおいでとこえがきこえる)

こっちへおいでと 声が聞こえる

(むげんでむぼうなあしたが)

無限で無謀な明日が

(それでもどこかでまつから)

それでもどこかで待つから

(たったひとつたったひとつの)

たったひとつ たったひとつの

(たったひとりたったひとりの)

たったひとり たったひとりの

(わたしはここ)

私はここ