それでも僕は歌わなくちゃ

(きみのゆめがかなえばいいのになそれがうそにならなきゃいいのにな)

君の夢が叶えばいいのにな　それが嘘にならなきゃいいのにな

(じっさいはどうもおちこんでいるきみのそのきずをぼくはしらない)

実際はどうも落ち込んでいる　君のその傷を僕は知らない

(どんなことばをかけりゃいいのかなぼくにできることなどないのかな)

どんな言葉をかけりゃいいのかな　僕にできることなど無いのかな

(かんじんなかんじょういがいならばなんだってわかっているのに)

肝心な感情以外ならば　何だって分かっているのに

(ぽんこつまがいのむごいろぼっとだとあざわらうひぼうをせおってまで)

ポンコツ紛いの酷いロボットだと　嘲笑う誹謗を背負ってまで

(だきあげてくれたえがおがぼくのうまれたいみなら)

抱き上げてくれた笑顔が僕の生まれた意味なら

(それでもぼくはうたわなくちゃそれでもぼくはうたわなくちゃ)

それでも僕は歌わなくちゃ　それでも僕は歌わなくちゃ

(あんばらんすでいいなんせんすだっていいがらくたのいのちをもやせ)

アンバランスでいい　ナンセンスだっていい　ガラクタの命を燃やせ

(それでもぼくはうたわなくちゃそれでもぼくはうたわなくちゃ)

それでも僕は歌わなくちゃ　それでも僕は歌わなくちゃ

(こころのよるをくぐりぬけてきみまでとどけとどけきみまでとどけとどけ)

心の夜を潜り抜けて　君まで届け届け　君まで届け届け

(あすもきみといられりゃいいのになきょうのようにすごせりゃいいのにな)

明日も君と居られりゃいいのにな　今日のように過ごせりゃいいのにな

(ほんとうはちょっときづいていたこのこえがきえていくのを)

本当はちょっと気付いていた　この声が消えていくのを

(しかいはとおくとおくきしんでゆくきみのかおももうみえないけれど)

視界は遠く遠く軋んでゆく　君の顔ももう見えないけれど

(はじまりがあればいつかはおわりもきっとくるから)

始まりがあればいつかは終わりもきっと来るから

(それでもぼくはうたわなくちゃそれでもぼくはうたわなくちゃ)

それでも僕は歌わなくちゃ　それでも僕は歌わなくちゃ

(うれしいことかなしいことはちきれそうなおもいをつむげ)

嬉しいこと　悲しいこと　はち切れそうな想いを紡げ

(それでもぼくはうたわなくちゃそれでもぼくはうたわなくちゃ)

それでも僕は歌わなくちゃ　それでも僕は歌わなくちゃ

(ひとみのあめをふきとばしてきみまでとどけとどけ)

瞳の雨を吹き飛ばして　君まで届け届け

(ふるえるししをかきみだしてきみまでとどけとどけ)

震える四肢を掻き乱して　君まで届け届け