第110回日本語ワープロ検定準1級(速度)

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2 なり 4564 C++ 4.9 92.1% 368.9 1840 156 35 2024/11/22
3 hi 3451 D 3.7 91.8% 486.7 1844 164 35 2024/12/04

問題文

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(あるちょうさによると、ちいさなこどもをもつかていにおいてにんきのたかいならいごとは、)

ある調査によると、小さな子供を持つ家庭において人気の高い習い事は、

(すいえいやたいそう、えいかいわだったそうです。)

水泳や体操、英会話だったそうです。

(かけいにしめるそのひようはぜんたいのいちわりにはたっしていませんが、)

家計に占めるその費用は全体の一割には達していませんが、

(ねんれいがあがるにつれて、そのわりあいもふえるけいこうにあるようです。)

年齢が上がるにつれて、その割合も増える傾向にあるようです。

(せんもんかによると、にほんはかいがいとくらべて、ならいごとのしゅるいがおおいそうです。)

専門家によると、日本は海外と比べて、習い事の種類が多いそうです。

(おうべいでもこどもにぴあのやばれえなどをねっしんにまなばせているかていはありますが、)

欧米でも子供にピアノやバレエなどを熱心に学ばせている家庭はありますが、

(そのじゃんるのほうふさとじゅこうしゃのおおさで、)

そのジャンルの豊富さと受講者の多さで、

(わがくにはずばぬけているといいます。)

わが国はずばぬけているといいます。

(また、こどもだけでなくおとなをたいしょうとしたきょうしつもかずおおくそんざいします。)

また、子供だけでなく大人を対象とした教室も数多く存在します。

(かるちゃーすくーるときくと、じょせいがかよういめーじがありますが、)

カルチャースクールと聞くと、女性が通うイメージがありますが、

(さいきんはだんせいむけのものもふえているそうです。)

最近は男性向けのものも増えているそうです。

(にんきなのはりょうりやとうげい、だいびんぐやあろまおいるのきょうしつだといいます。)

人気なのは料理や陶芸、ダイビングやアロマオイルの教室だといいます。

(こういったならいごとのぶーむがはじまったのは、)

こういった習い事のブームが始まったのは、

(えどじだいのなかごろのことです。)

江戸時代の中ごろのことです。

(くらしにゆとりができたしょうにんたちは、)

暮らしにゆとりができた商人たちは、

(むすめにおどりをならわせるようになったのです。)

娘に踊りを習わせるようになったのです。

(じょうずなこがいると、それがひょうばんとなり、)

上手な子がいると、それが評判となり、

(なかにはだいみょうやしきなどにまねかれることもありました。)

中には大名屋敷などに招かれることもありました。

(そこから、むすめがしたばたらきとしてやとわれたり、)

そこから、娘が下働きとして雇われたり、

(おやがしょうばいででいりをゆるされたりすることもあったのです。)

親が商売で出入りを許されたりすることもあったのです。

など

(そのとうじ、ちょうにんのむすめがだいみょうにほうこうすることはすてーたすでした。)

その当時、町人の娘が大名に奉公することはステータスでした。

(そのけいれきがあると、よいよめいりさきをみつけることができたそうです。)

その経歴があると、良い嫁入り先を見つけることができたそうです。

(こうして、おどりをならうことがきょういくのひとつとなったのです。)

こうして、踊りを習うことが教育の一つとなったのです。

(そのたにも、てらこややがっきなどをまなばせるいえがおおくなり、)

その他にも、寺子屋や楽器などを学ばせる家が多くなり、

(きそてきなきょうようをみにつけることがいっぱんてきになりました。)

基礎的な教養を身に付けることが一般的になりました。

(そのご、ながうたやしゃみせんがはやると、これらもならいごとにくわわります。)

その後、長唄や三味線がはやると、これらも習い事に加わります。

(はじめはむすめにならわせていたちちおやたちでしたが、)

初めは娘に習わせていた父親たちでしたが、

(こんどはじぶんのしゅみとしてはじめるようになりました。)

今度は自分の趣味として始めるようになりました。

(えどのまちにはあちこちにうたやおどりのけいこばがあって、)

江戸の町にはあちこちに歌や踊りのけいこ場があって、

(しょうにんだけでなく、みせのしようにんやしょくにんも)

商人だけでなく、店の使用人や職人も

(こういったばしょにかよっていたようです。)

こういった場所に通っていたようです。

(えどじだいにこれらがさかんになったはいけいには、)

江戸時代にこれらが盛んになった背景には、

(さこくによるへいわなじだいがながくつづいたことにくわえ、)

鎖国による平和な時代が長く続いたことに加え、

(としをちゅうしんにぶんかがせいじゅくしたこともありました。せいかつにゆとりがうまれ、)

都市を中心に文化が成熟したこともありました。生活にゆとりが生まれ、

(げんだいのようにきょういくねっしんなおやもたくさんいたといいます。)

現代のように教育熱心な親もたくさんいたといいます。

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