第108回日本語ワープロ検定1級(速度)

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1 たかちゃん 6337 S 6.6 96.0% 317.0 2096 87 39 2024/04/05
2 そんふん 4482 C+ 4.7 95.2% 448.6 2116 105 39 2024/03/04
3 コルベ 4340 C+ 4.7 92.3% 440.3 2084 173 39 2024/03/31
4 城野大貴 4309 C+ 4.4 96.3% 472.4 2116 80 39 2024/03/05
5 tomato 4306 C+ 4.4 97.0% 477.0 2118 64 39 2024/03/07

問題文

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(どうしてもかんじがさきにあたまにうかぶので、こっとんとかんちがいされやすいのですが、)

どうしても漢字が先に頭に浮かぶので、コットンと勘違いされやすいのですが、

(まわたはきぬとおなじそざいでできています。)

真綿は絹と同じ素材でできています。

(せかいいさんにとうろくされたとみおかせいしじょうでは、それがたいりょうにせいさんされていました。)

世界遺産に登録された富岡製糸場では、それが大量に生産されていました。

(めいじじだいのにほんでは、かいこのしいくがさかんだったのです。)

明治時代の日本では、カイコの飼育が盛んだったのです。

(そのじょうしつさはせかいじゅうからちゅうもくをあつめたといわれています。おどろくことに、)

その上質さは世界中から注目を集めたといわれています。驚くことに、

(いまでもこのこうかなまわたをふとんとしてしたててつかっているのだそうです。)

今でもこの高価な真綿を布団として仕立てて使っているのだそうです。

(えどじだいにはくげやぶしのかていでつかわれていましたが、)

江戸時代には公家や武士の家庭で使われていましたが、

(やがて、ゆうふくなちょうにんのあいだにもひろがっていきます。)

やがて、裕福な町人の間にも広がっていきます。

(そのしょうひんをつくるぎじゅつは、おやこやしょくにんどうしのあいだででんしょうされ、)

その商品を作る技術は、親子や職人同士の間で伝承され、

(げんだいまでひきつがれてきました。)

現代まで引き継がれてきました。

(しかし、さっこんはあたらしくかいはつされたあんかなそざいにとってかわるようになり、)

しかし、昨今は新しく開発された安価な素材にとって代わるようになり、

(てんとうでほとんどみかけなくなったといわれ、)

店頭でほとんど見掛けなくなったといわれ、

(せいさんするこうぼうもへっているそうです。)

生産する工房も減っているそうです。

(そのつくりかたにはいくつかのこうていがあります。)

その作り方には幾つかの工程があります。

(まず、まゆだまをいれたあさのふくろをおおきなかまにいれ、)

まず、繭玉を入れた麻の袋を大きなかまに入れ、

(じゅうそうをいれたおゆで3じかんほどにつめます。)

重曹を入れたお湯で3時間ほど煮詰めます。

(これには、あくをぬいてやわらかくするこうかがあるといわれています。)

これには、あくを抜いて柔らかくする効果があるといわれています。

(そのご、みずでちょうじかんさらしてはんにちほどそのままおいておきます。)

その後、水で長時間さらして半日ほどそのまま置いておきます。

(つぎにひとつひとつひろげてうらがえしにして、なかのさなぎをとりのぞき、)

次に一つ一つ広げて裏返しにして、中のサナギを取り除き、

(ゆっくりとうすくひきのばしていきます。)

ゆっくりと薄く引き伸ばしていきます。

など

(せいほうけいになるようにてでかたちをととのえ、きわくにひっかけます。)

正方形になるように手で形を整え、木枠に引っ掛けます。

(これを4まいかさねるとまわたとしてできあがるのです。)

これを4枚重ねると真綿として出来上がるのです。

(それがかわいたら、ここからがふとんづくりのさぎょうとなります。)

それが乾いたら、ここからが布団作りの作業となります。

(20せんちしほうのおおきさのものをにんげんがねられるさいずにまで、)

20センチ四方の大きさのものを人間が寝られるサイズにまで、

(きんいつにむらなくいっきにひろげるとほそいいとのあみめができあがります。)

均一にむらなく一気に広げると細い糸の網目が出来上がります。

(ふたりひとくみになり、いきをあわせてりずむをとりながらさぎょうをします。)

二人一組になり、息を合わせてリズムを取りながら作業をします。

(てさぎょうでしかできないじゅくれんのわざです。)

手作業でしかできない熟練の技です。

(そしてこれをなんびゃっかいもじみちにくりかえすことで、)

そしてこれを何百回も地道に繰り返すことで、

(まわたがすこしずつなんそうにもかさなりあい、ふとんのかたちとなっていくのです。)

真綿が少しずつ何層にも重なり合い、布団の形となっていくのです。

(ちょうどこなゆきがひとばんかけてふりつもり、)

ちょうど粉雪が一晩かけて降り積もり、

(よくあさにはふわふわであつみのあるじょうたいになっているいめーじでしょうか。)

翌朝にはふわふわで厚みのある状態になっているイメージでしょうか。

(こうしてていねいにつくられたものは、どくとくのふうあいをもち、)

こうして丁寧に作られたものは、独特の風合いを持ち、

(はだにしっとりとしたしつかんをかんじさせます。)

肌にしっとりとした質感を感じさせます。

(ほおんせいとほうしつせいのりょうめんをそなえているので、)

保温性と放湿性の両面を備えているので、

(なつはすずしく、ふゆはあたたかくすごすことができます。)

夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。

(さらにからだのせんにそうように、かたやくびのぶぶんにあきができず、)

さらに体の線に沿うように、肩や首の部分に空きができず、

(ねがえりをうってもふとんがからだにぴったりとついてくるようです。)

寝返りを打っても布団が体にぴったりと付いてくるようです。

(まわたは、めにみえないきほうをたくさんないほうしており、)

真綿は、目に見えない気泡をたくさん内包しており、

(それがこのようなしなりをうむのでしょう。)

それがこのようなしなりを生むのでしょう。

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