第109回日本語ワープロ検定準1級(速度)

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順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 ももも 7063 7.4 94.5% 255.4 1915 111 34 2024/11/04
2 なお氏 5302 B++ 5.4 96.6% 347.4 1909 67 34 2024/11/08
3 miku 4036 C 4.2 95.5% 455.8 1929 89 34 2024/11/03
4 hi 2886 E+ 3.3 88.4% 580.6 1927 251 34 2024/11/02

問題文

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(かんぶんというと、おおくのひとがむずかしくてよみにくいといういんしょうを)

漢文というと、多くの人が難しくて読みにくいという印象を

(もっているようです。それはじゅけんやてすとなどで)

持っているようです。それは受験やテストなどで

(おおいになやまされたけいけんがあるからではないでしょうか。)

大いに悩まされた経験があるからではないでしょうか。

(でもそのなかには、だれもがたのしめるおもしろいすとーりーがひめられています。)

でもその中には、だれもが楽しめる面白いストーリーが秘められています。

(よみとくと、いきるためのひんとやゆうきをあたえてくれることばも)

読み解くと、生きるためのヒントや勇気を与えてくれる言葉も

(たくさんあります。そして、わたしたちが)

たくさんあります。そして、わたしたちが

(ふだんつかっているじゅくごやこじせいごのうち、)

普段使っている熟語や故事成語のうち、

(およそ9わりはかんぶんがるーつなのです。)

およそ9割は漢文がルーツなのです。

(げんざいのこっているものは、かこ2000ねんいじょうにわたるちゅうごくのろんぐせらーです。)

現在残っているものは、過去2000年以上にわたる中国のロングセラーです。

(わたしたちのにちじょうせいかつやよくつかうことばのなかには、)

わたしたちの日常生活やよく使う言葉の中には、

(かんぶんからいんようされたいくつかのきょうくんやたとえばなしがあります。)

漢文から引用された幾つかの教訓や例え話があります。

(それは「すぎたるはなおおよばざるがごとし」や)

それは「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」や

(「ごじっぽひゃっぽ」などあげればきりがありません。)

「五十歩百歩」など挙げれば切りがありません。

(これらはちゅうごくのしそうかがかたりしるしたものです。)

これらは中国の思想家が語り記したものです。

(また、ひとしれずよいことをすれば、かならずめにみえてよいことがかえってくる)

また、人知れず良いことをすれば、必ず目に見えて良いことが返ってくる

(といういみの「いんとくあればかならずようほうあり」は)

という意味の「陰徳あれば必ず陽報あり」は

(あるくにのおうさまのものがたりをゆらいとしています。)

ある国の王様の物語を由来としています。

(さらに、しょうわやへいせいといったにほんのげんごうもかんぶんからきているといわれています。)

さらに、昭和や平成といった日本の元号も漢文からきているといわれています。

(これはちゅうごく、かんのぶていのじだいにできたせいどでちょうせんはんとうからでんらいしたようです。)

これは中国、漢の武帝の時代にできた制度で朝鮮半島から伝来したようです。

(また、こうこうなどではこてんをよむのうりょくをやしなうとともに、もののみかたやかんじかた、)

また、高校などでは古典を読む能力を養うとともに、ものの見方や感じ方、

など

(かんがえかたをひろげることをもくてきとしてじゅぎょうにもとりいれられています。)

考え方を広げることを目的として授業にも取り入れられています。

(しかしげんだいのにちじょうせいかつのなかで、かんじでひょうげんするようそがすくなくなり、)

しかし現代の日常生活の中で、漢字で表現する要素が少なくなり、

(かたかなやえいじひょうきがふえています。)

カタカナや英字表記が増えています。

(こうしたげんしょうはじょうほうかしゃかいのなかではやむをえないかもしれませんが、)

こうした現象は情報化社会の中ではやむを得ないかもしれませんが、

(ふひつようながいらいごのしようがめだつようにおもうこともあります。)

不必要な外来語の使用が目立つように思うこともあります。

(わたしたちのこころのどこかによこもじのほうがすまーとだというきもちが)

私たちの心のどこかに横文字の方がスマートだという気持ちが

(あるのかもしれません。そんなじだいだからこそ、)

あるのかもしれません。そんな時代だからこそ、

(かんじによってひょうげんされた、ぶんしょうやことばのうつくしさをしるのもよいでしょう。)

漢字によって表現された、文章や言葉の美しさを知るのもよいでしょう。

(かんぶんにはいまではつかわないひょうげんやどくとくのよみかたがあります。)

漢文には今では使わない表現や独特の読み方があります。

(いくどももどったり、おんよみとくんよみをつかいわけて)

幾度も戻ったり、音読みと訓読みを使い分けて

(よんだりするわずらわしさはありますが、にちじょうせいかつのなかにいきている、)

読んだりする煩わしさはありますが、日常生活の中に生きている、

(ことわざやきょうくんのゆらいをまなぶことができます。)

ことわざや教訓の由来を学ぶことができます。

(さらに、げんだいじんがよんでもおどろかされるひょうげんが)

さらに、現代人が読んでも驚かされる表現が

(すくなくないところもかんぶんのおもしろさです。)

少なくないところも漢文の面白さです。

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