政体書等

(おおいにこのこくぜをさだめせいどきりつをたつるはごせいもんをもってもくてきとす)

大いに斯国是を定め、制度規律を建つるは、御誓文を以て目的とす

(みぎごせいもんのじょうけんあいおこなわれもとらざるをもってししゅとせり)

右御誓文の条件相行はれ、もとらざるを以て旨趣とせり

(てんかのけんりょくすべてこれをだじょうかんにきすすなわちせいれいにとにでるのうれいなからしむ)

天下の権力、総てこれを太政官に帰す、則政令に途に出るの憂い無からしむ

(だじょうかんのけんりょくをわかつてりっぽうぎょうほうしほうのさんけんとす)

太政官の権力を分つて立法、行法、司法の三権とす

(ぎじのせいをたつるはよろんこうぎをとるゆえんなり)

議事の制を立つるは、輿論公議を執る所以なり

(せいたいしょはふくおかたかちかとそえじまたねおみがりつりょうせいどとおうべいのせいじせいどをくみあわせた)

政体書は福岡孝弟と副島種臣が律令制度と欧米の政治制度を組み合わせた

(こうぎよろんのそんちょうはぼしんせんそうしゅうけつのみとおしがつくとこうたいしていった)

公議輿論の尊重は、戊辰戦争終結の見通しがつくと後退していった

(はいはんちけん)

廃藩置県

(うちもっておくちょうをちあんしそともってばんこくとたいじせんとほっせばせいれいいちにきせしむべし)

内以て億兆を治安し、外以て万国と対峙せんと欲せは、政令一に帰せしむへし

(ゆうめいむじつのへいをのぞきせいれいたきのうれいなからしめんとす)

有名無実の弊を除き、政令多岐の憂無からしめんとす

(はいはんちけんをめいじたてんのうのみことのりでありおくちょうほあんばんこくたいじせいれいきいつがかかれている)

廃藩置県を命じた天皇の詔であり億兆保安万国対峙政令帰一が書かれている