心霊写真 -32-
師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
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| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | berry | 8197 | 神 | 8.2 | 99.2% | 303.5 | 2507 | 19 | 59 | 2026/07/31 |
| 2 | HAKU | 7556 | 神 | 7.7 | 98.0% | 330.7 | 2550 | 51 | 59 | 2026/08/04 |
| 3 | subaru | 7545 | 神 | 7.9 | 95.4% | 318.2 | 2520 | 119 | 59 | 2026/08/03 |
| 4 | kaa | 6507 | S+ | 6.7 | 96.2% | 376.0 | 2545 | 98 | 59 | 2026/08/03 |
| 5 | りく | 6443 | S | 6.6 | 97.4% | 390.6 | 2586 | 69 | 59 | 2026/08/04 |
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問題文
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(「さつえいはせんじちゅうでも、ぎぞうをほどこすためにぷりんとじきをいつわっているかのうせいは」)
「撮影は戦時中でも、偽造を施すためにプリント時期を偽っている可能性は」
(ししょうはまだねばっている。)
師匠はまだ粘っている。
(「さいきんぷりんとしたってことか。ふん。かみしつにもいわかんはないね。)
「最近プリントしたってことか。ふん。紙質にも違和感はないね。
(それそうおうのねんだいものだよ」)
それ相応の年代モノだよ」
(それをきいて、ようやくなっとくしたようにひとつうなずくと、ししょうはせなかをかいた。)
それを聞いて、ようやく納得したように一つ頷くと、師匠は背中を掻いた。
(「ここにくると、なんかかゆくなるんだよな。だにとか、のみとか、)
「ここに来ると、なんか痒くなるんだよな。ダニとか、ノミとか、
(かってるんじゃないか、おまえ」)
飼ってるんじゃないか、お前」
(「のみはしらないけど、みずむしはかってる」)
「ノミは知らないけど、水虫は飼ってる」
(うへ、というかおをしてししょうはあとずさる。)
うへ、という顔をして師匠は後ずさる。
(「うつされるまえにたいさんするが、あとひとつだけおしえてくれ」)
「うつされる前に退散するが、あと一つだけ教えてくれ」
(そういってししょうはふうとうにゆびをいれ、まだなかにのこっていたいちまいのかみをとりだした。)
そう言って師匠は封筒に指を入れ、まだ中に残っていた一枚の髪を取り出した。
(まつうらにあずかったこぴーのほうだ。)
松浦に預かったコピーの方だ。
(それを「しゃしんや」のほうにむけ、こうたずねた。)
それを「写真屋」の方に向け、こう訪ねた。
(「このこぴーと、そのしゃしんは、おなじものか」)
「このコピーと、その写真は、同じものか」
(ふいに、ぼくのなかにぎねんがわく。)
ふいに、僕の中に疑念が湧く。
(なぜししょうはそんなことをいうのだろう。)
なぜ師匠はそんなことを言うのだろう。
(こぴーだといまじぶんでもいったではないか。)
コピーだと今自分でも言ったではないか。
(それにいうまでもなく、おなじこうず、おなじおとこたちなのだ。)
それに言うまでもなく、同じ構図、同じ男たちなのだ。
(「しゃしんや」はりょうしゃをみくらべ、つまらなさそうにぼそりといった。)
「写真屋」は両者を見比べ、つまらなさそうにぼそりと言った。
(「こぴーはせんもんがいだけど。まったくおなじにみえるね。)
「コピーは専門外だけど。全く同じに見えるね。
など
(このしゃしんをこぴーしたんだろう。このちゅうおうはやきみすだね。)
この写真をコピーしたんだろう。この中央は焼きミスだね。
(もしかして、おなじねがのべつぷりんとしゃしんのこぴーじゃないかってことか?)
もしかして、同じネガの別プリント写真のコピーじゃないかってことか?
(だとしたらわからないとしかいいようがない」)
だとしたら分からないとしか言いようがない」
(ししょうはそのこたえをはんすうするように、しばらくうなずいていた。)
師匠はその答えを反芻するように、しばらく頷いていた。
(そして、「よし」といってひざをうってからたちあがった。)
そして、「よし」と言って膝を打ってから立ち上がった。
(「じゃましたな」)
「邪魔したな」
(「あ、もうかえるの」)
「あ、もう帰るの」
(あれほどただばたらきをいやがっていたのに、)
あれほどただ働きを嫌がっていたのに、
(「しゃしんや」はなぜかなごりおしそうにくちをとがらせた。)
「写真屋」はなぜか名残惜しそうに口を尖らせた。
(ししょうはそれをみて、にこりとわらうと「またな」とやさしいこえでいった。)
師匠はそれを見て、ニコリと笑うと「またな」と優しい声で言った。
(いしゅうにもすこしなれつつあったそのまんしょんのいっしつからでたちょくご、)
異臭にも少し慣れつつあったそのマンションの一室から出た直後、
(ぼくはししょうにみみうちをする。)
僕は師匠に耳打ちをする。
(「その、せん・・・・・のしゃしんって、とうさつでもされたんですか」)
「その、せん・・・・・の写真って、盗撮でもされたんですか」
(「なんだって?ああ、わたしのしゃしんか。とうさつといえばとうさつだな」)
「なんだって?ああ、わたしの写真か。盗撮といえば盗撮だな」
(「とりかえしたほうがよくないですか」)
「取り返した方が良くないですか」
(「いいよ、めんどくさい。どうせやきましして、)
「いいよ、めんどくさい。どうせ焼き増しして、
(わかんないところにかくしてんだろ」)
分かんないところに隠してんだろ」
(ししょうがよくてもぼくはこまる。)
師匠が良くても僕は困る。
(「よくないですよ。あのへんたいにそんなしゃしんもたれて、)
「良くないですよ。あの変態にそんな写真持たれて、
(なにされるかわかったもんじゃないですよ」)
何されるか分かったもんじゃないですよ」
(「なんだ。ひどいいわれようだな、あいつ。)
「なんだ。酷い言われようだな、あいつ。
(そんなしゃしんって、どんなしゃしんだとおもってんだ」)
そんな写真って、どんな写真だと思ってんだ」
(「え」)
「え」
(ぼくはおもわずくちごもった。)
僕は思わず口ごもった。
(そういうしゃしんにきまっているではないか。)
そういう写真に決まっているではないか。
(こしきゆかしいひょうげんでいうところの、むぼうびな・・・・・)
古式ゆかしい表現で言うところの、無防備な・・・・・
(いやまて、もっとすごいしゃしんかもしれない。え、うそ。まじで。)
いやまて、もっと凄い写真かも知れない。え、うそ。まじで。
(そうぞうがあたまのなかをぐるぐるとまわる。)
想像が頭の中をぐるぐると回る。
(ええ?そういうしゃしんなの。いやでもまさか、ああいうしゃしんとか。)
ええ?そういう写真なの。いやでもまさか、ああいう写真とか。
(まずいまずい。じつにまずい。まずいですぞ、これは。)
まずいまずい。実にまずい。まずいですぞ、これは。
(「おい。だいじょうぶか。とっととでるぞ、こんなみずむしやしき」)
「おい。大丈夫か。とっとと出るぞ、こんな水虫屋敷」
(そういってししょうはえれべーたーのほうにむかってあるきだした。)
そう言って師匠はエレベーターの方に向かって歩き出した。
(まんしょんのそとにでると、ひざしがめにしみた。)
マンションの外に出ると、日差しが目に染みた。
(しめきったへやのじんこうのあかりは、やはりたいようこうせんよりもよわいものらしい。)
締め切った部屋の人口の明かりは、やはり太陽光線よりも弱いものらしい。
(ししょうはとけいをかくにんしてから、ちかくのでんわぼっくすにはいった。)
師匠は時計を確認してから、近くの電話ボックスに入った。
(そしてどこかにでんわをかけ、でてくるなり「いちどいえにもどるぞ」という。)
そしてどこかに電話を掛け、出てくるなり「一度家に戻るぞ」と言う。
(はんどるをにぎるじぇすちゃーをしていたから、くるまをとりにいくらしい。)
ハンドルを握るジェスチャーをしていたから、車を取りに行くらしい。
(「つぎはどこに」)
「次はどこに」
(「てらだ」)
「寺だ」