あの夏の影 2
関連タイピング
-
めっちゃいい曲....
プレイ回数6.6万 歌詞かな200打 -
Mrs.GREEN APPLEの青と夏です!
プレイ回数20万 歌詞1030打 -
※この内容は特定の思想を支持している物ではありません。
プレイ回数5320 歌詞1348打 -
タイピングに慣れてきた人におすすめ
プレイ回数115万 長文かな1008打 -
30秒でどこまで打てるのか?全部打てたらチーター!!
プレイ回数8286 歌詞30秒 -
テトリスサビ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プレイ回数25万 歌詞かな167打 -
打ち切れたら天才だ
プレイ回数7.9万 歌詞540打 -
習慣化系です!ちょっと難しめですっ!
プレイ回数488 長文かな1150打
問題文
ふりがな非表示
ふりがな表示
(あのうみ。)
あの海。
(あのゆうやけ。)
あの夕焼け。
(くだらないはなし。)
くだらない話。
(そして、みなと。)
そして、湊。
(あるなつのひ。)
ある夏の日。
(わたしはひさしぶりに、ひとりであのうみへいった。)
私は久しぶりに、一人であの海へ行った。
(ゆうがただった。)
夕方だった。
(すなはまにすわって、うみをながめていた。)
砂浜に座って、海を眺めていた。
(すると、すこしはなれたところによっつのかげがみえた。)
すると、少し離れたところに四つの影が見えた。
(わたしのかげ。)
私の影。
(そして、そのとなりにみっつ。)
そして、その隣に三つ。
(だれもいないのに。)
誰もいないのに。
(わたしはたちあがった。)
私は立ち上がった。
(かげはよっつだった。)
影は四つだった。
(むかしのわたしたちとおなじ。)
昔の私たちと同じ。
(よにんぶん。)
四人分。
(でも、なぜかこわくはなかった。)
でも、なぜか怖くはなかった。
(むしろ、)
むしろ、
(「そうだよね」)
「そうだよね」
(とおもった。)
と思った。
など
(あのなつ、わたしたちはごにんだった。)
あの夏、私たちは五人だった。
(でもいまここにいるのは、わたしひとり。)
でも今ここにいるのは、私一人。
(それでも、あのなつだけはよにんじゃなくて、)
それでも、あの夏だけは四人じゃなくて、
(ちゃんとごにんだった。)
ちゃんと五人だった。
(ゆうひがしずむ。)
夕日が沈む。
(かげがながくのびる。)
影が長く伸びる。
(そしていっしゅんだけ、)
そして一瞬だけ、
(わたしのすぐとなりに、もうひとつかげがかさなった。)
私のすぐ隣に、もう一つ影が重なった。
(わたしはなにもいわなかった。)
私は何も言わなかった。
(ただ、)
ただ、
(「またくるね」)
「また来るね」
(とつぶやいた。)
と呟いた。
(かえりみち、すまほをみると、むかしのぐるーぷlineからつうちがきていた。)
帰り道、スマホを見ると、昔のグループLINEから通知が来ていた。
(じゅうねんいじょううごいていなかったぐるーぷだった。)
十年以上動いていなかったグループだった。
(ひらく。)
開く。
(だれもめっせーじをおくっていない。)
誰もメッセージを送っていない。
(でも、あるばむにいちまいだけあたらしいしゃしんがついかされていた。)
でも、アルバムに一枚だけ新しい写真が追加されていた。
(ゆうやけのうみ。)
夕焼けの海。
(だれがとったのかはわからない。)
誰が撮ったのかはわからない。
(しゃしんのはしには、ごにんぶんのかげがのびていた。)
写真の端には、五人分の影が伸びていた。
(わたしはそのしゃしんをほぞんした。)
私はその写真を保存した。
(そして、みんなにおくった。)
そして、みんなに送った。
(だれもへんじはしなかった。)
誰も返事はしなかった。
(たぶん、みまちがいだったんだとおもう。)
たぶん、見間違いだったんだと思う。
(きっとだれかがむかしのしゃしんをまちがえてついかしただけ。)
きっと誰かが昔の写真を間違えて追加しただけ。
(そういうことにしておいた。)
そういうことにしておいた。
(だって、)
だって、
(あのなつがほんとうにおわってしまったなんて、)
あの夏が本当に終わってしまったなんて、
(いまでもすこししんじられないから。)
今でも少し信じられないから。
(なつがくるたび、わたしはおもう。)
夏が来るたび、私は思う。
(おとなになって、)
大人になって、
(すむばしょがかわって、)
住む場所が変わって、
(なまえがかわって、)
名前が変わって、
(あえなくなっても。)
会えなくなっても。
(あのひ、うみでわらったわたしたちは、)
あの日、海で笑った私たちは、
(まだどこかにいる。)
まだどこかにいる。
(ゆうぐれのすなはまで、)
夕暮れの砂浜で、
(なんねんたってもきえないかげみたいに。)
何年経っても消えない影みたいに。
(そしてたぶん、)
そしてたぶん、
(あいつはいまも、)
あいつは今も、
(すこしうしろをあるいている。)
少し後ろを歩いている。