春はもうすぐ

(どうしてないてたんだろうわらってたんだろう)

どうして 泣いてたんだろう 笑ってたんだろう

(ともにあるいたまぶしいひびいましゃしんをながめ)

ともに歩いた まぶしい日々 いま写真をながめ

(わすれないようにむねにきざむのさ)

忘れないように胸に刻むのさ

(たたかうぼくらのせなか)

たたかう 僕らの背中

(がんばれよにくじけそうで)

「がんばれよ」にくじけそうで

(でもだれよりそばでささえてくれた)

でも誰より そばで支えてくれた

(きみはそうなかまだったね)

君はそう 仲間だったね

(はるはもうすぐはるはもうすぐはじまりをつげるよ)

春はもうすぐ 春はもうすぐ はじまりをつげるよ

(かなしいほどにうつくしいそらさよならをいわなくちゃ)

悲しいほどに美しい空 さよならを言わなくちゃ

(そしてえきのほーむにたってぼくはひとりまちをでていく)

そして駅のホームに立って 僕はひとり故郷を出ていく

(いってくるねときみにでんわをかけた)

「行ってくるね」と君に電話をかけた

(なんでないてるんだよ)

「なんで泣いてるんだよ」

(せなかをおすこえにくちびるをかんだ)

背中を押す声に くちびるをかんだ

(いつかゆめをかなえたあとにまたわらってあおうだなんて)

いつか夢をかなえたあとに また笑って会おうだなんて

(つよがりになってしまうからいわないよ)

強がりになってしまうから言わないよ

(これでいいんだぼくはもうよわむしのままあしたにたびだつよ)

これでいいんだ 僕はもう 弱虫のまま 明日に旅立つよ

(さがしておいもとめてかちとるようなことばかりさ)

さがして 追い求めて 勝ちとるような ことばかりさ

(でもほんとうはそうぜんぶをわらって)

でもほんとうは そう ぜんぶを笑って

(しあわせがつながればいい)

しあわせがつながればいい

(ふゆをこえてくふゆをこえてくくやしさのむこうに)

冬を越えてく 冬を越えてく くやしさの向こうに

(きっといいことがきっといいことがあるんだよとしんじたい)

きっといいことが きっといいことが あるんだよと信じたい

(わすれられないなみだがあるずっとむねにだきしめていく)

忘れられない涙がある ずっと胸に抱きしめていく

(それでもぼくはみらいがほしいとわらうよ)

それでも僕は未来が欲しいと笑うよ

(かっこわるくてもいいがんばるきみにむねをはれるように)

かっこ悪くてもいい がんばる君に 胸を張れるように

(はるはまたくるはるはまたくるだれもがくちずさむ)

春はまたくる 春はまたくる だれもがくちずさむ

(なんどもうまれるきぼうなんていうぶきようなぷらいどを)

なんども生まれる 希望なんていう 不器用なプライドを

(ぼくはぼくのゆめをおいかけてきみはきみのゆめをおいかけて)

僕は僕の夢を追いかけて 君は君の夢を追いかけて

(それはけしてさびしいことじゃないんだ)

それはけして寂しいことじゃないんだ

(それぞれのみちへとあゆむこどくがぼくらのきずなさ)

それぞれの道へと 歩む孤独が 僕らのきずなさ

(ずっとつたえきれずにいたよきみのしあわせをねがってる)

ずっと伝えきれずにいたよ 君のしあわせを願ってる

(そのかがやきがだれかにとどくことを)

その輝きがだれかに届くことを

(ぼくもまけないからぼくらのはるはこれからそうこれから)

僕も負けないから 僕らの春は これから そう これから