HISATOMI / LOST

(ばいとあがりによんだめーるのなかみ)

バイト上がりに読んだメールの中身

(それはきみからのわかればなしいきなりでくらったよかなり)

それは君からの別れ話　いきなりでくらったよかなり

(「さよなら」のもじにとまどうばかり)

「さよなら」の文字に戸惑うばかり

(なぜ？そのわけききたくてただきみにあいたくて)

なぜ？その訳聞きたくて　ただ君に会いたくて

(むがむちゅうでうちまではしったそこにきみのすがたはなかった)

無我夢中でウチまで走った　そこに君の姿は無かった

(むりしてかりたみなみの１ｄｋ)

無理して借りたミナミの１ＤＫ

(いきおいのままでどうせいせいかつふたりですごせるだけでぜいたく)

勢いのままで同棲生活　ふたりで過ごせるだけで贅沢

(かえりがおそくてもまっててくれたとびきりのえがおとりょうりで)

帰りが遅くても待っててくれた　とびきりの笑顔と料理で

(うまくやってたにたものどうしでそれがいったいどうして)

うまくやってた似た者同士で　それが一体どうして

(たいせつなたいせつなものをうしなってたいせつなたいせつなことにきづいた)

大切な大切なものを失って　大切な大切な事に気付いた

(すこしひろくなったへやこころやすらげるばしょだったのは)

少し広くなった部屋　心安らげる場所だったのは

(きみのやさしさがそこにあふれていたから)

君の優しさがそこに溢れていたから　Ａｈ　ａｈ…

(あれからすこしのときがたってかんがえたきみのみになって)

あれから少しの時がたって　考えた君の身になって

(ちっともわかってなかったおんなの２０だいがどんだけじゅうだいかって)

ちっともわかってなかった　女の２０代がどんだけ重大かって

(つまになってままになってしあわせつかんでゆくまわりのなかで)

妻になってママになって　幸せ掴んでゆくまわりの中で

(きみはおれのおいかけるただみがってなゆめにつきあって)

君は俺の追いかける　ただ身勝手な夢に付き合って

(しんじてるけれどいつになる)

信じてるけれどいつになる

(さいごまでくちにしなかったほんねそっとそのむねにしまいこんで)

最後まで口にしなかった本音　そっとその胸にしまいこんで

(なにもきづいてやれなかったずっとまえだけむいてはしってた)

なにも気付いてやれなかった　ずっと前だけ向いて走ってた

(よこにめをやればひとりないてたきみにきづけたはずなのに)

横に目をやれば一人泣いてた　君に気付けたはずなのに

(たいせつなたいせつなものをうしなってたいせつなたいせつなことにきづいた)

大切な大切なものを失って　大切な大切な事に気付いた

(いまにみとけばかりでふあんもぬぐってやれてないなら)

今に見とけばかりで　不安も拭ってやれてないなら

(ひとりよがりのゆめなんだってこと)

独りよがりの夢なんだってこと

(おとこなんやしめっぽいはなしはなしなかまうちじゃもうわらいばなし)

男なんや湿っぽい話は無し　仲間内じゃもう笑い話

(「おんなはほしのかずほどいるし」なんてなぐさめききながらのみあかし)

「女は星の数ほどいるし」なんて慰め聞きながら飲み明かし

(はたからみりゃただのうさばらしすぎたこととじぶんにいいきかし)

はたから見りゃただの憂さ晴らし　過ぎた事と自分に言い聞かし

(かくしたかなしみにふるえてるたましい)

隠した　悲しみに震えてる魂

(たいせつなひとやしなえるちからしゃかいのいうまっとうないきかた)

大切な人養える力　社会の言うまっとうな生き方

(そんないきかたにかえたならきみはまだおれのそばにいたか？)

そんな生き方に変えたなら　君はまだ俺のそばにいたか？

(すれちがってたじんせいのあゆみかたおもいしったじぶんのふがいなさ)

すれ違ってた人生の歩み方　思い知った自分の不甲斐なさ

(きみのいないへやでまたあけるあさ２どとだけないきみのかた)

君の居ない部屋でまた明ける朝　２度と抱けない君の肩

(たいせつなたいせつなものをうしなってたいせつなたいせつなことにきづいた)

大切な大切なものを失って　大切な大切な事に気付いた

(ずっとかなえたかったおもいはもうにどとかなわない)

ずっと叶えたかった想いは　もう二度と叶わない

(おいかけてたゆめのなかではいつもたいせつなきみがいっしょだったから)

追いかけてた夢の中では　いつも大切な君が一緒だったから