シンクロニシティ

(かなしいできごとがあるとぼくはひとりで)

悲しい出来事があると　僕は一人で

(よるのまちをただひたすらあるくんだ)

夜の街をただひたすら歩くんだ

(せなかまるめうつむいて)

背中丸めうつむいて

(いくあてなんかないのに)

行くあてなんかないのに

(ざっとうのそのなかをさまよう)

雑踏のその中を彷徨う

(きーぷごーいんぐきーぷごーいんぐ)

キープゴーイング　キープゴーイング

(すれちがうみずしらずのひとよ)

すれ違う見ず知らずの人よ

(じじょうはしらなくてもいいんだ)

事情は知らなくてもいいんだ

(すこしだけこのいたみをかんじてくれないか)

少しだけこの痛みを感じてくれないか

(しんごうをまつあいだに)

信号を待つ間に

(ちょっとだけじかんをいいかい？)

ちょっとだけ時間をいいかい？

(このきもちがわかるはずだ)

この気持ちがわかるはずだ

(しんくろにしてぃ)

シンクロニシティ

(きっとだれだってだれだってあるだろう)

きっと 誰だって 誰だってあるだろう

(ふいにきづいたらないてること)

ふいに気づいたら泣いてること

(りゆうなんてなにもおもいあたらずに)

理由なんて何も思い当たらずに

(なみだがこぼれる)

涙がこぼれる

(それはそばにいるそばにいるだれかのせい)

それは そばにいる そばにいる 誰かのせい

(ことばをかわしていなくても)

言葉を交わしていなくても

(こころがかってにきょうめいするんだ)

心が勝手に共鳴するんだ

(あいをわけあって)

愛を分け合って

(はもれはもれ)

ハモれ ハモれ

(みんながしんじてないこのよのなかも)

みんなが信じてないこの世の中も

(おもってるよりあいにあふれているよ)

思ってるより愛にあふれているよ

(ちかづいて「どうしたの？」)

近づいて「どうしたの？」

(ときいてこないけど)

と 聞いてこないけど

(せかいじゅうのひとが)

世界中の人が

(だれかのことをおもいうかべ)

誰かのことを思い浮かべ

(とおくのしあわせねがう)

遠くの幸せ願う

(しんくろにしてぃ)

シンクロニシティ

(だからひとりではひとりでは)

だから　一人では 一人では

(まけそうな)

負けそうな

(とつぜんやってくるかなしみさえ)

突然やってくる悲しみさえ

(いっしょになくだれかがいて)

一緒に泣く誰かがいて

(のりこえられるんだ)

乗り越えられるんだ

(ずっとおたがいにおたがいに)

ずっと　お互いに お互いに

(おもいやれば)

思いやれば

(いつしかこころはひとつになる)

いつしか心は一つになる

(おうだんほどうでとなりあわせた)

横断歩道で隣り合わせた

(たにんどうしでも)

他人同士でも

(ぐうぜん)

偶然

(かかえこんだゆううつとか)

抱え込んだ憂鬱とか

(むねのいたみも)

胸の痛みも

(ななじゅうろくおくぶんのいち)

76億分の1

(になったきがする)

になった気がする

(きっとだれだってだれだって)

きっと　誰だって 誰だって

(あるだろう)

あるだろう

(ふいにきづいたらないてること)

ふいに気づいたら泣いてること

(りゆうなんてなにもおもいあたらずに)

理由なんて何も思い当たらずに

(なみだがこぼれる)

涙がこぼれる

(それはそばにいるそばにいる)

それは そばにいる そばにいる

(だれかのせい)

誰かのせい

(ことばをかわしていなくても)

言葉を交わしていなくても

(こころがかってにきょうめいするんだ)

心が勝手に共鳴するんだ

(あいをわけあって)

愛を分け合って

(はもれはもれ)

ハモれ ハモれ

(ないてるひとのために)

泣いてる人のために

(ぼくもどこかで)

僕もどこかで

(なにもきづかず)

何も気付かず

(そっとなみだながしたい)

そっと涙流したい