お前、もういい大人だろ？　竹原ピストル

(おれきょうなんと５まんもってっからよ)

俺　今日　なんと　５万持ってっからよ

(もろもろまかしとけって)

諸々まかしとけって

(なかまをつれてあるいたけれど)

仲間を連れて歩いたけれど

(ほんとうにかねもってねーやつにおごるさけほど)

本当に金持ってねーやつに奢る酒ほど

(しょっぱいものはないなぁ)

しょっぱいものはないなぁ

(わりーなほんとわりーなって)

わりーな　ほんとわりーなって

(あんなにしょっぱいもんはないなぁ)

あんなにしょっぱいもんはないなぁ

(ふとおじょうさんのかみのかおり)

ふと　お嬢さんの髪の香り

(あーあのことおなじしゃんぷーつかってんな)

あー　あのこと同じシャンプーつかってんな

(っておもいだすんだけれど)

って思い出すんだけれど

(あのこがどのこだったのかは)

あのこがどのこだったのかは

(おもいだせねえんだなこれが)

思い出せねえんだな　これが

(どのこだったかおもいだせないけれど)

どのこだったか思い出せないけれど

(げんきかい？)

元気かい？

(さいしゅうでんしゃのまどがらす)

最終電車の窓ガラス

(３５さいのわたしが)

35歳の私が

(いっちょうまえに３５さいみたいなかおでわたしをみつめている)

一丁前に35歳みたいな顔で私を見つめている

(おまえもういいおとなだろ？)

お前　もういい大人だろ？

(おまえもういいおとなだろ？)

お前　もういい大人だろ？

(おまえもういいかげんあきらめんなよと)

お前　もういい加減諦めんなよと

(わたしをみつめている)

私を見つめている

(ときにみがこころにひきずられ)

ときに身が心に引き摺られ

(ときにこころをみにひきずられの)

ときに心を身に引き摺られの

(くりかえしくりかえしあめあられあめあられ)

繰り返し　繰り返し　雨あられ　雨あられ

(みもこころもぴったりしっくりきっちり)

身も心もぴったりしっくりきっちり

(おれでいられるひなんて)

“俺”でいられる日なんて

(３６５にちでせいぜい)

365日でせいぜい

(ふつかかんくらいのもんでしょう)

二日間くらいのもんでしょう

(たぶんきのうがほんねんどにおけるそのしょにち)

多分　昨日が本年度におけるその初日

(たぶんきょうがそのさいしゅうび)

多分　今日がその最終日

(そんじゃあきねんにいまいちどきあいいれておくぞ)

そんじゃあ記念に今一度　気合入れておくぞ

(いいかはらからこえだせよ)

いいか　腹から声だせよ

(ほしがりましょー！かつためにー！)

欲しがりましょー！勝つ為にー！

(けおとしましょー！くうためにー！)

蹴落としましょー！食う為にー！

(えいえいおー！えいえいおー！)

えいえいおー！えいえいおー！

(えいえいおー！えいえいおー！えいえいお)

えいえいおー！えいえいおー！えいえいお

(あちょっとまったおもいだしたよ)

あ　ちょっと待った　思い出したよ

(あのこがどのこだったかおもいだしたよ)

あのこがどのこだったか　思い出したよ

(げんきかい？)

元気かい？

(さいしゅうでんしゃのまどがらす)

最終電車の窓ガラス

(３５さいのわたしが)

35歳の私が

(いっちょうまえに３５さいみたいなかおでわたしをみつめている)

一丁前に35歳みたいな顔で私を見つめている

(おまえもういいおとなだろ？)

お前　もういい大人だろ？

(おまえもういいおとなだろ？)

お前　もういい大人だろ？

(おまえもういいかげんあきらめんなよと)

お前　もういい加減諦めんなよと

(わたしをみつめている)

私を見つめている

(おまえもういいおとなだろ？)

お前　もういい大人だろ？

(おまえもういいおとなだろ？)

お前　もういい大人だろ？

(おまえもういいおとなだろ？)

お前　もういい大人だろ？

(おまえもういいかげんあきらめんなよ)

お前　もういい加減諦めんなよ