失踪チューン

(くらいへやのにちようにぱくられてたにんげんほしょうしょとしょうらいのまにゅある)

暗い部屋の日曜にパクられてた　人間保証書と将来のマニュアル

(きみはどこのだれだってわらわれたがそんなのぼくがききたいくらいさ)

君は何処の誰だって笑われたが　そんなの僕が聞きたいくらいさ

(うそがうそになるまえにじんせいにひをつけた)

嘘が嘘になる前に　人生に火をつけた

(ぱんくしそうなしんぞうよいっさいけしとばしてくれ)

パンクしそうな心臓よ　一切消し飛ばしてくれ

(よわねをこぼしてしまうのはどうしてなげいてしまうのはどうして)

弱音を零してしまうのはどうして　嘆いてしまうのはどうして

(りんじんをくさしてしまうのはどうしてねえ、どうして)

隣人を腐してしまうのはどうして　ねえ、どうして

(おくびょうになってしまうのはどうしてきどってしまうのはどうして)

臆病になってしまうのはどうして　気取ってしまうのはどうして

(せいかいがなくてもいいやぜんりょくしっそうだ)

正解が無くてもいいや　全力失踪だ

(かびくさいかけぶとんがはなについたきっとこいつだってぼくとはごめんだろう)

カビ臭い掛け布団が鼻に付いた　きっとコイツだって僕とは御免だろう

(ろくじょうひとまにさいたひかげばなのはなことばはぜったいぜつめい)

六畳一間に咲いた日陰花の　花言葉は絶体絶命

(くさりかけのこのいのちにもやくめがあるのなら)

腐りかけのこの命にも　役目があるのなら

(もういっしょうとないおりにひとおもいにもやしてくれ)

もう一生と無い折に　一思いに燃やしてくれ

(だれかにすがってしまうのはどうしてないてしまうのはどうして)

誰かに縋ってしまうのはどうして　泣いてしまうのはどうして

(しんぺんをいのってしまうのはどうしてねえ、どうして)

神変を祈ってしまうのはどうして　ねえ、どうして

(なにもかもこわしてしまうのはどうしてうばってしまうのはどうして)

何もかも壊してしまうのはどうして　奪ってしまうのはどうして

(ふせいかいばっかりでもういやぜんりょくしっそうだ)

不正解ばっかりでもう嫌　全力失踪だ

(けっきょくぼくはやさしくはなれないからそうぞうしたみらいずはもうびりびりにさいた)

結局僕は優しくはなれないから　想像した未来図はもうビリビリに裂いた

(きたいにこたえてしまうのはどうしてあいしてしまうのはどうして)

期待に答えてしまうのはどうして　愛してしまうのはどうして

(ばいばいをおしんでしまうのはどうしてねえ、どうして)

バイバイを惜しんでしまうのはどうして　ねえ、どうして

(ことばをつむいでしまうのはどうしてうたってしまうのはどうして)

言葉を紡いでしまうのはどうして　歌ってしまうのはどうして

(せいかいじゃなくてもいいやもうどうだっていいんだ)

正解じゃなくてもいいや　もうどうだっていいんだ

(せいかいじゃなくてもいいやぜんりょくしっそうだ)

正解じゃなくてもいいや　全力失踪だ