あなたといきてゆく

(「としがあけたらけっこんしようよ」まじめがおあなたからのことば)

「年が明けたら結婚しようよ」　真面目顔あなたからのプロポーズ

(いじわるをして「またね」とこたえてあわてがお「うそよ」うなずくわたし)

意地悪をして「またね」と答えて　慌て顔「嘘よ」頷く私

(とりだしたゆびわのこばこにはけつだんがそえられ)

取り出した指輪の小箱には決断が添えられ

(えいえんをたずねてゆくのねたびだちをきめたのね)

永遠を尋ねてゆくのね　旅立ちを決めたのね

(あなたがいたからいきてこれたんだおおげさにゆうとそんなとこ)

あなたがいたから生きてこれたんだ　大袈裟に言うとそんなとこ

(あなたがいるからいきてゆけるんだおおげさじゃなくてそんなとこ)

あなたがいるから生きてゆけるんだ　大袈裟じゃなくてそんなとこ

(あいりす)

アイリス

(「としがあけたらけっこんするのね」まどのそとゆきもようがきれいで)

「年が明けたら結婚するのね」　窓の外雪模様が綺麗で

(なつかしいうたをみちづれにおもいでよとびたて)

懐かしい唄を道づれに思い出よ飛び立て

(こわがりなわたしをはげましたひとたちのひざのうえからいま)

怖がりな私を励ました人達の膝の上から今

(あなたのやさしさけしてわすれないはるのひだまりあなたのよう)

祖母の優しさ決して忘れない　春の陽だまり　貴女のよう

(あなたのぬくもりけしてわすれないなつのほしぞらあなたのよう)

祖父のぬくもり決して忘れない　夏の星空　貴方のよう

(２りであみあげるあかいいとのぬのはいつかまたあたらしいいのちをつつむのでしょう)

2人で編み上げる赤い糸の布は　いつかまた新しい命を包むのでしょう

(あなたがいたからいきてこれたんだおおげさにゆうとそんなとこ)

あなたがいたから生きてこれたんだ　大袈裟に言うとそんなとこ

(あなたがいるからいきてゆけるんだおおげさじゃなくてそんなとこ)

あなたがいるから生きてゆけるんだ　大袈裟じゃなくてそんなとこ

(あなたのことばをけしてわすれないあきのたそがれあなたのよう)

母の言葉を決して忘れない　秋の黄昏　貴女のよう

(あなたのせなかをけしてわすれないふゆのきびしさあなたのよう)

父の背中を決して忘れない　冬の厳しさ　貴方のよう

(わたしがうまれたひ２りがこぼした)

私が生まれた日　2人がこぼした

(よろこびのなみだをわたしたちもいつのひかながすのでしょう)

喜びの涙を私達もいつの日か流すのでしょう

(あなたといきてゆく)

あなたといきてゆく