その女
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歌詞(問題文)
(そのひとはまるでなつのゆうだちのように)
「その女(ひと)は、まるで夏の夕立のように、
(とつぜんしゃべりはじめました)
突然、喋り始めました」
(ひさしぶりにあったのに)
久しぶりに会ったのに
(しばらくだまっていたから)
しばらく黙っていたから
(なんかあったのかななんて)
何かあったのかななんて
(ぼくはしんぱいしていたんだ)
僕は心配していたんだ
(かってるねこがにさんにち)
「飼ってるネコが二、三日
(いえからいなくなったとか)
家からいなくなったとか
(きらいだったかりふらわーが)
嫌いだったカリフラワーが
(たべられるようになったとか)
食べられるようになったとか
(れもんってかんじかけるひとと)
檸檬って漢字書ける人と
(ぜったいなかよくなれないし)
絶対仲良くなれないし…
(そんなどうでもいいはなしを)
そんなどうでもいい話を
(ぼくはうなずくだけでした)
僕は頷くだけでした」
(わたしはみずでいいわと)
私は水でいいわと
(こっぷのみずおかわりしながら)
コップの水お代わりしながら
(なぜそんなおもしろそうに)
なぜそんな面白そうに
(きんきょうかたれるのだろう)
近況語れるのだろう?
(がらすのがらすのむこうにむこうに)
ガラスの(ガラスの)向こうに(向こうに)
(しろいゆきがふりはじめた)
白い雪が降り始めた
(ぼくのまえのそのひとはなにかつぶやきなみだぐんで)
僕の前のその女(ひと)は 何かつぶやき涙ぐんで
(ぼんやりとまどのそとなぜながめる)
ぼんやりと窓の外 なぜ 眺める?
(こんなふうにそうときどきよびだされるりゆうなんか)
こんな風にそう時々 呼び出される理由なんか
(かんがえてみたとこでしょうがないか)
考えてみたとこでしょうがないか
(またねまたね)
またね またね
(ようがありそうでもなく)
用がありそうでもなく
(じかんつぶしにみえるけど)
時間つぶしに見えるけど
(きゅうにかえろうとするから)
急に帰ろうとするから
(なんかいそがしいのだろうか)
何か忙しいのだろうか?
(あめとかふりそうもないのに)
「雨とか降りそうもないのに
(びにーるがさをもってたから)
ビニール傘を持ってたから
(てんきよほうはあめだっけときいたら)
『天気予報は雨だっけ?』と聞いたら
(まさかってなぜわらう)
『まさか』ってなぜ笑う?
(かえりぎわまたでんわしてねと)
帰り際、『また、電話してね』と
(すこしはきをつかったのに)
少しは気を遣ったのに
(ごめんあなたのあいてとかしてられないといわれました)
『ごめん。あなたの相手とかしてられない』と言われました」
(いちどもいちどもこっちをこっちを)
一度も(一度も)こっちを(こっちを)
(ふりむかずにさっていった)
振り向かずに去って行った
(にじかんはんそのひとは)
二時間半その女(ひと)は
(ぼくのじかんうばっただけで)
僕の時間奪っただけで
(いったいなにをしたかったのかわからないよ)
一体何をしたかったのか わからないよ
(それでもまたさそわれれば)
それでもまた誘われれば
(こないわけにいかないだろう)
来ないわけにいかないだろう
(このきっさてんでぼくはなんどもうなずいてる)
この喫茶店で僕は何度も頷いてる
(むかしのむかしのこいびとこいびと)
昔の(昔の)恋人(恋人)
(はなしくらいきいてあげなきゃ)
話くらい聞いてあげなきゃ…
(ぼくのまえのそのひとは)
僕の前のその女(ひと)は
(なにかつぶやきなみだぐんで)
何かつぶやき涙ぐんで
(ぼんやりとまどのそとなぜながめる)
ぼんやりと窓の外 なぜ 眺める?
(こんなふうにそうときどき)
こんな風にそう時々
(よびだされるりゆうなんか)
呼び出される理由なんか
(かんがえてみたとこでしょうがないか)
考えてみたとこでしょうがないか
(またねまたね)
またね またね
