上弦の月

(くれかけのそらにまっしろなつき)

暮れかけの空に　真っ白な月

(むねにしみるかぜがとおりすぎてく)

胸に沁みる風が　通り過ぎてく

(さきはじめたこいはしらずしらずに)

咲き始めた恋は　知らず知らずに

(あなたをしるたびにふくらんでいた)

あなたを知るたびに　膨らんでいた

(ちいさなゆめをえがいては)

小さな夢を描いては

(ふみだせないいまをしる)

踏み出せない現在（いま）を知る

(とおくのあかりともりはじめるころ)

遠くの灯り　点り始める頃

(ちかくにいれたら)

近くに　いれたら

(あなたをこんなにおもうゆうぐれは)

あなたを　こんなに　想う夕暮れは

(せつなくでもやさしいきもちになれるから)

せつなく、でも優しい気持ちになれるから

(とまどいつよがりどこかにおいたなら)

戸惑い　強がり　どこかに置いたなら

(ただすなおにそばにいたいよ)

ただ　素直に「傍にいたいよ」

(すこしはやいあさにまぶしいひかり)

少し早い朝に　眩しいひかり

(あなたにあえるひをきれいにうつす)

あなたに逢える日を　綺麗に映す

(とじかけたぺーじをきょうはひらいて)

閉じかけたページを　今日は開いて

(ほんとうのきもちをつたえてみよう)

本当の気持ちを　伝えてみよう

(あなたがいるこのけしきが)

あなたが居る　この景色が

(あすもつづくとしんじて)

明日(あす)も続くと信じて

(しあわせいろだれともちがうから)

“幸せ色”誰とも違うから

(このてでえがくよ)

この手で　描くよ

(とどけたいおもいがあふれすぎて)

届けたい　想いが　溢れ過ぎて

(じょうずにつたえられるじしんはないけれど)

上手に　伝えられる　自信はないけれど

(ふあんもこわさもゆうきにかえてみて)

不安も　怖さも　勇気に変えてみて

(いまいえるよあなたがすきです)

今　言えるよ…「あなたが好きです」

(あなたとこうしてすごすゆうぐれは)

あなたと　こうして　過ごす夕暮れは

(いとしくかけがえないきもちをくれるから)

愛しく　かけがえない　気持ちをくれるから

(のばしたりょうてがまたとどかなくても)

伸ばした両手が　また届かなくても

(ただまっすぐみつめていたい)

ただ　真直ぐ　見つめていたい

(くれかけのそらにまっしろなつき)

暮れかけの空に　真っ白な月

(あなたにあえるひをきれいにうつす)

あなたに逢える日を　綺麗に映す…