Word of Dawn

(なつかしさもきえたゆめ)

懐かしさも消えた夢

(まよいごのてがさみしくかぜをなでた)

迷い子の手が　寂しく風を撫でた

(ことばをしらないままならば)

言葉を知らないままならば

(このひとみをとじることもかんたんだったのに)

この瞳を閉じることも　簡単だったのに

(はじめてふれたぬくもり)

初めて触れた温もり

(ちいさくめぶくこどうに)

小さく芽吹く鼓動に

(とまどいをおぼえた)

戸惑いを覚えた

(あなたのこえさがしてむげんのみちをゆく)

あなたの声　探して　夢幻の道を行く

(ほしのはじまりをしるただそれだけ)

星の始まりを識る　ただそれだけ

(くちにのこるにがみもきおくのかぎになる)

口に残る苦みも　記憶の鍵になる

(いつかであうあなたへさいごにほほえみを)

いつか出会うあなたへ　最後に微笑みを

(ちかくからこえがきこえたあたたかくてひつうなこえ)

近くから声が聞こえた　温かくて悲痛な声

(そまりゆくけしきのなか)

染まりゆく景色の中

(ちいさなせなかにまもられてるいまも)

小さな背中に守られてる　今も

(うたごえひびくそらのしたで)

歌声　響く空の下で

(こわれゆくせかいをみつめなにをねがうのか)

壊れゆく世界を見つめ　何を願うのか

(どんなにさけびつづけてもとぎれるこころ)

どんなに叫び続けても　途切れる心

(すべてをきずつけるばかりで)

全てを傷つけるばかりで

(あなたのこえおいかけいくよをわたりゆく)

あなたの声追いかけ　幾代を渡り行く

(すいえいのくらやみにとらわれても)

翆影の暗闇に　捕らわれても

(むねのなかでいきづくこのおとのなまえを)

胸の中で息づく　この音の名前を

(どうかおしえてほしいよるがあけるまえに)

どうか教えて欲しい　夜が明ける前に

(あなたのこえもとめとこしえのちをゆく)

あなたの声　求め　永久の地を行く

(あかくぬれたいばらにしばられても)

赤く濡れた茨に　縛られても

(あなたのこえさがしてむげんのみちをゆく)

あなたの声　探して　夢幻の道を行く

(ほしのはじまりをしるただそれだけ)

星の始まりを識る　ただそれだけ

(くちにのこるにがみもきおくのかぎになる)

口に残る苦みも　記憶の鍵になる

(とざされたみらいてらすあかつきのかがやき)

閉ざされた未来照らす　暁の輝き

(いのちのゆりかごからあなたをみつける)

生命のゆりかごから　あなたを見つける