CANOE
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歌詞(問題文)
(しまのそとには)
島の外には
(なにがあるのか)
何があるのか
(しょうねんとしょうじょたちは)
少年と少女たちは
(もりのきをつかって)
森の木を使って
(うみのむこうに)
海の向こうに
(ひろがる)
広がる
(すいへいせんを)
水平線を
(みわたせるほど)
見渡せるほど
(たかいやぐらを)
高い櫓を
(たてはじめた)
建て始めた
(はてなきゆめを)
果てなき夢を
(めざし)
目指し
(かれらはやりとげた)
彼らはやり遂げた
(ぐらつくあしもと)
ぐらつく足下
(どきょうはだいじょうぶか)
度胸は大丈夫か
(そのいただきに)
その頂きに
(いまたつ)
今立つ
(あのうみを)
あの海を
(とおくとおく)
遠く遠く
(みわたす)
見渡す
(そのむこうに)
その向こうに
(あたらしい)
新しい
(せかいがみえた)
世界が見えた
(げんそうのように)
幻想のように
(そのばしょには)
その場所には
(どうすればいけるのか)
どうすればいけるのか
(しょうねんはきめた)
少年は決めた
(ふねをつくろうと)
船を造ろうと
(それでわたろう)
それで渡ろう
(それには)
それには
(もっとたくさんのきが)
もっとたくさんの木が
(ひつようで)
必要で
(きりたおしつづけ)
切り倒し続け
(とうとう)
とうとう
(しまのきをすべて)
島の木をすべて
(きりかぶに)
切り株に
(かえてしまった)
変えてしまった
(でもまだたりないものがある)
でもまだ足りないものがある
(かぜをうけるほのはしら)
風を受ける帆の柱
(ただひとつのこされた)
ただひとつ残された
(ぼじゅとよばれるいのち)
母樹と呼ばれる命
(それにもてをかけ)
それにも手をかけ
(かれらはたびへ)
彼らは旅へ
(ふりかえると)
振りかえると
(しまはなにかに)
島は何かに
(くいあらされた)
食い荒らされた
(あとのような)
跡のような
(すがたで)
姿で
(ちいさくなってく)
小さくなってく
(それはほかでもないぼくらで)
それは他でもない僕らで
(うまれてしまったぼくらで)
生まれてしまった僕らで
(いきていこうとするぼくらで)
生きていこうとする僕らで
(このうみを)
この海を
(とおくとおくこえていけ)
遠く遠く越えていけ
(おおきなほでかぜを)
大きな帆で風を
(いっぱいうけとめ)
いっぱい受け止め
(しんせかいをめざせ)
新世界を目指せ
(もしまたおわりが)
もしまた終わりが
(おとずれたとしても)
訪れたとしても
(きみにとどけたい)
きみに届けたい
(このながいながいたびの)
この長い長い旅の
(そのいみを)
その意味を
(きぼうをつなぐため)
希望を繋ぐため