初恋わるつ【歌詞】幼蚕文庫
表記:つゞけるわ→入力:つづけるわ
スペース不要です。
カッコ内の読みに関してですが歌詞カードではなく歌唱発音を優先して記入しているため歴史的仮名遣いではありません。ご了承下さい。
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歌詞(問題文)
(わたしのむねにすくふにがいはつこいは)
わたしの胸に巣食ふ苦い初恋は
(いつになればまくをひいておはるのだらう)
何時(いつ)になれば幕を引いて終はるのだらう
(さとうがしでつくるきらめくおもいを)
砂糖菓子で造るきらめく思慕(おもい)を
(くちにはこぶたびくずれていくめいていして)
くちに運ぶたび崩れていく酩酊して
(はつこいはみのらないとだれもがうそぶくけれど)
初恋は実らないと誰もが嘯くけれど
(にどめのこいならみのるのでせうか)
二度目の恋なら実るのでせうか
(それならばにどめもあなたにこいをしませう)
其れならば二度目も貴方に恋をしませう
(あなたはきのうとちがふあなたで)
貴方は昨日と違ふ貴方で
(けささいたはなとよくにたいろね)
今朝咲いた花とよく似た色ね
(わたしはきのうとおなじわたしで)
わたしは昨日とおなじわたしで
(けさかれたはなとよくにたいろしてた)
今朝枯れた花とよく似た色してた
(これがもういくどめのしつれんでせうか)
これがもう幾度目の失恋でせうか
(このおもいのじゅんけつがそこなはれひさしく)
此の思慕(おもい)の純潔が損なはれ久しく
(わたしはうつくしくなどはないけれど)
わたしは美しくなどはないけれど
(せめてきよらかでいたいのです)
せめてきよらかで居たいのです
(あさつゆのやうに)
朝露のやうに
(おさないこのはつこいにしあわせなへいまくなどないけれど)
幼いこの初恋に幸せな閉幕などないけれど
(てばなせないならばここでわたしと)
手放せないならば此處でわたしと
(いつまでもてをとりおどりませう)
何時(いつ)までも手を取り踊りませう
(あまくてにがいみのらぬはなよ)
甘くて苦い実らぬ花よ
(わたしのなかおおきくふくらんで)
わたしのなか大きく膨らんで
(のみこめないのはきだせないの)
飲みこめないの 吐き出せないの
(はしたなくかわいさうなあかいはな)
はしたなく可哀さうな赤い花
(にせものでいいただひとときだけ)
贋物で善い只ひと時だけ
(はかないゆめをみせてはくれませんか)
果敢無い夢をみせては呉れませんか
(だきしめてあいをささやいて)
抱きしめて愛を囁いて
(それがおしばいでもしあわせなのに)
其れが御芝居でも幸せなのに
(はつこいよあなたはそのとげでわたしをさすけど)
初恋よあなたは其の棘でわたしを刺すけど
(わたしはあなたがとてもいとしいから)
わたしはあなたがとても愛しいから
(がらすのはこにいれてだいじにしませう)
硝子の箱に入れて大事にしませう
(とげだらけのやわなはつこいよ)
棘だらけのやわな初恋よ
(けさもまたさくおわりによせて)
今朝もまた咲く失恋(おわり)に寄せて
(さうしてまたあなたにこいをする)
さうしてまた貴方に恋をする
(おしたひするのはしょうがいあなただけ)
お慕ひするのは生涯貴方だけ
(みのらぬままにちるはつこいよ)
実らぬ侭に散る初恋よ
(ひみつのにわでうたひつづけるわ)
秘密の庭で歌ひつゞけるわ
(どうかどなたもきづかぬままで)
どうか何方(どなた)も氣附かぬ侭で
(さいてさいてさけわたしのいとしいこ)
咲いて咲いて 咲け わたしのいとしい仔
(らんらららん)
らんらららん