卒業証書

(あのひとおなじすみわたるあおぞら)

あの日と同じ　澄み渡る青空

(ああおかのうえこのばしょに)

嗚呼　丘の上　この場所に

(さよならがめぐる)

さよならが巡る

(きぼうのせたひこうきぐも)

希望乗せた飛行機雲

(しろくたかくのぼっていく)

白く高く上って行く

(さくらさくらさくら、さきほこれ)

さくら　さくら　さくら、咲き誇れ

(ぼくらのじかん)

僕らの時間

(とおざかるあのまなびや)

遠ざかるあの学び舎

(にがいきおくもよろびもそう)

苦い記憶も　喜びもそう

(あのきょうしつにあった)

あの教室にあった

(わかれのじかん)

別れの時間

(ぼくたちのあおいはるは)

僕たちの青い春は

(みかんせいでもまぶしいひびを)

未完成でも　まぶしい日々を

(そつぎょうしょうしょに)

卒業証書に

(ひとみとじればいくつもあざやかに)

瞳閉じれば　幾つも鮮やかに

(ああよみがえるたいせつないたみややさしさ)

嗚呼　よみがえる　大切な痛みや優しさ

(ゆめをえがいたつくえをなんぜんかいもおもうだろう)

夢を描いた机を　何千回も思うだろう

(さくらさくらさくら、さきほこれ)

さくら　さくら　さくら、咲き誇れ

(ぼくらのじかん)

僕らの時間

(しゅうりょのちゃいむひびく)

修了のチャイム響く

(こくばんとむねにつづるめっせーじ)

黒板と胸に　綴るメッセージ

(「きっとまたあえるはず」と)

「きっとまた会えるはず」と

(わかれのじかん)

別れの時間

(ぼくたちにいまあふれる)

僕たちに今あふれる

(まぶしいひかりとせつなさをそっと)

まぶしい光と　切なさをそっと

(そつぎょうしょうしょに)

卒業証書に

(ぼくらはすすむ)

僕らは進む

(それぞれのみちをえらび)

それぞれの道を選び

(いだいたゆめをあかりにして)

抱いた夢を　灯火にして

(いまひとりあるきだす)

今ひとり歩き出す

(ほんとうはもっと)

本当はもっと

(つたえたいことがあるよ)

伝えたいことがあるよ

(たぶんえいえんおわらぬてがみ)

たぶん永遠　終わらぬ手紙

(そつぎょうしょうしょに)

卒業証書に