青空と黒い猫
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歌詞(問題文)
(かれはてのひらをまえにさしだして)
彼は手のひらを前に差し出して
(あふれでるとうめいをすこしくみとって)
溢れ出る透明を少し汲み取って
(のどをうるおして)
喉を潤して
(ふかくひとついきをする)
深く ひとつ息をする
(それはひがしあじあのあさがたのふうけい)
それは東アジアの朝方の風景
(すてられたくろねこのようなかれだって)
捨てられた黒猫のような彼だって
(のどをふるわせて)
喉を震わせて
(じぶんいがいをよんだんだ)
自分以外を呼んだんだ
(ああきずついたへいしも)
嗚呼 傷ついた兵士も
(ものごいのぼうやのくらすろじもそう)
物乞いの坊やの暮らす路地もそう
(とどかなくてもまじわらなくても)
届かなくても 交わらなくても
(そらがいつもとおなじあおさを)
空がいつもと同じ青さを
(たたえていたって)
たたえていたって
(だれのからだもいつかなくなって)
誰の身体もいつかなくなって
(えいえんはないのだろう)
永遠はないのだろう
(それだってきみのたましいとどこか)
それだって 君の魂とどこか
(つながっていたいとぼくはおもう)
繋がっていたいと僕は思う
(なにもなくたってふあんで)
何もなくたって 不安で
(むねのおくをかきむしるようなひびも)
胸の奥を掻きむしるような日々も
(かれはいきて)
彼は生きて
(めをひらいてふりしぼるようにいきて)
目を開いて振り絞るように生きて
(それはぼくだ)
それは僕だ
(それはきっともうひとりのぼくだ)
それはきっともうひとりの僕だ
(あるいはきみじしんだ)
或いは君自身だ
(ああささいなうそもささいなきみが)
嗚呼 些細な嘘も 些細な君が
(なきくれても)
泣き暮れても
(とどかなくてもまじわらなくても)
届かなくても 交わらなくても
(そらがいつもとおなじあおさを)
空がいつもと同じ青さを
(たたえていたって)
たたえていたって
(だれのからだもいつかなくなって)
誰の身体もいつかなくなって
(えいえんはないのだろう)
永遠はないのだろう
(それだってきみのたましいとどこか)
それだって君の魂とどこか
(つながっていたいとぼくはおもうよ)
繋がっていたいと僕は思うよ
(そうおもうよ)
そう思うよ
(いるの?あるの?)
いるの?あるの?
(おもいえがいているよ)
想い描いているよ