相思相愛

(「さいていでくずなおとこになったきぶんはどうだい？」ぼくはぼくにとう)

「最低でクズな男になった気分はどうだい？」僕は僕に問う

(せめるつもりはないんだでもぐちくらいいわせてくれたっていいだろう)

責めるつもりはないんだでもグチくらい言わせてくれたっていいだろう

(われながらすこしみそこなったよ)

我ながら少し見損なったよ

(「さよなら」だけでかたづけてさ)

「さよなら」だけで片付けてさ

(「はいそうですか」ってなるには)

「はいそうですか」ってなるには

(つきひはあまりにかさなりすぎたから)

月日はあまりに重なりすぎたから

(せめてさいごくらいは)

せめて最後くらいは

(「そうしそうあいじゃない」「うたがうよちもなくあいはない」)

「相思相愛じゃない」「疑う余地もなく愛はない」

(それくらいいってしまったっていいじゃない)

それくらい言ってしまったって良いじゃない

(ほんとずるいよなじぶんかってだよなありえない)

ほんとずるいよな自分勝手だよな　ありえない

(それもちゃんとわかってたんじゃない？)

それもちゃんとわかってたんじゃない？

(おもいあってりゃうまくいくようなとしでもなくなったけど)

想い合ってりゃ上手くいくような歳でもなくなったけど

(おもいあうからこそぼくはかのじょのへやにわざとわすれものをしたんだよ)

想い合うからこそ僕は彼女の部屋にわざと忘れ物をしたんだよ

(せずにはいられなかったんだよ)

せずにはいられなかったんだよ

(「さよなら」それだけのしんぷるなたったよんもじでおわっておけば)

「さよなら」それだけのシンプルなたった四文字で終わっておけば

(「ごめんな」そういえばいつでもすべてをやりなおせるきがした)

「ごめんな」そう言えばいつでも全てをやり直せる気がした

(「そうしそうあいじゃない」「うたがうよちもなくあいはない」)

「相思相愛じゃない」「疑う余地もなく愛はない」

(そこまでいいきるかくごはできてない)

そこまで言い切る覚悟は出来てない

(さいごのさいごでちゅうとはんぱなんてもうなさけない)

最後の最後で中途半端なんてもう　情けない

(いたいほどわかってたってつらい)

痛いほど分かってたって辛い

(「そうしそうあいじゃない」「うたがうよちもなくあいはない」)

「相思相愛じゃない」「疑う余地もなく愛はない」

(「こんごいっさいいない」「かのじょはもうぼくのもんじゃない」)

「今後一切いない」「彼女はもう僕のもんじゃない」

(こいしくてさびしくってたまらない)

恋しくて寂しくってたまらない

(きずつけすぎたなたえられなかったなもうおしまい)

傷つけすぎたな堪えられなかったな　もうおしまい

(どうかもっともっとしあわせになってください)

どうかもっともっと幸せになってください

(そうしそうあいさんきゅーぐっばい)

相思相愛　サンキューグッバイ

(さんきゅーぐっばい・・・)

サンキューグッバイ…