夕暮れと星空の間

(どこかできみのこえがきこえた)

どこかで君の声が聞こえた

(そんなきがしたあおいそらてのとどかないおもいでのむこうがわ)

そんな気がした青い空手の届かない思い出の向こう側

(きみをのせたあのばすひがしずんだかいがんせんを)

君を乗せたあのバス日が沈んだ海岸線を

(ゆっくりはしりながらやがてかげのなかにきえた)

ゆっくり走りながらやがて影の中に消えた

(ぼくがもっとおとなだったら)

ぼくがもっと大人だったら

(うでをつかみひきとめただろう)

腕をつかみ引き止めただろう

(みおくるのがやさしさだとかんちがいをしていた)

見送るのがやさしさだと勘違いをしていた

(ほしがみえるまでここにいた)

星が見えるまでここにいた

(さよならのていりゅうじょ)

さよならの停留所

(うちよせるなみおとのかずくらいとほうにくれて)

打ち寄せる波音の数くらい途方にくれて

(こいはいつまでもいつまでも)

恋はいつまでもいつまでも

(とおいかなたまぶしくてくらくなるまで)

遠いかなたまぶしくて暗くなるまで

(じかんがかかったいんたーみっしょん)

時間が掛かったインターミッション

(たしかにきみをあいしてたんだ)

確かに君を愛してたんだ

(ぶきようなほどしょうじきにゆめのそのなかで)

不器用なほど正直に夢のその中で

(なんどもこうかいした)

何度も後悔した

(なつがくるとなんとなくこのうみへきてしまうのは)

夏が来るとなんとなくこの海へきてしまうのは

(ぐうぜんあえるようなあまくあわいきたいしてるのかな)

偶然会えるような甘く淡い期待してるのかな

(ぼくがやっとおとなになり)

僕がやっと大人になり

(いまだったらひきとめるだろう)

今だったら引き止めるだろう

(てばなしてはいけないもの)

手放してはいけないもの

(もうわかっているんだ)

もう分かっているんだ

(ほしがみえるまでここにいた)

星が見えるまでここにいた

(さよならのていりゅうじょ)

さよならの停留所

(うちよせるなみおとのかずくらい)

打ち寄せる波音の数くらい

(とほうにくれて)

途方にくれて

(こいはいつまでもいつまでも)

恋はいつまでもいつまでも

(とおいかなたまぶしくて)

遠いかなたまぶしくて

(くらくなるまでじかんがかかったいんたーみっしょん)

暗くなるまで時間が掛かったインターミッション

(たいようしずんだらきおくはせいざになって)

太陽沈んだら記憶は星座になって

(かなしみなんてきえるはず)

悲しみなんて消えるはず

(そうおもっていたのに)

そう思っていたのに

(ひがしずみくらくなりほしぞらになるまでに)

日が沈み暗くなり星空になるまでに

(ぼくたちはたいせつななにかをおきわすれてる)

僕たちは大切な何かを置き忘れてる

(ほんのいっしゅんとおもってた)

ほんの一瞬と思ってた

(このじかんのすきまには)

この時間の隙間には

(もうもどれないうんめいのような)

もう戻れない運命のような

(いんたーみっしょん)

インターミッション