君の唇を離さない

(あすふぁるとをはげしくたたくよるのあめはかんじょうてきだ)

アスファルトを激しく叩く夜の雨は感情的だ

(すれちがったくるまのはいびーむがこころをかきみだすのか)

すれ違った車のハイビームが心をかき乱すのか

(せんのことばいれかえてみたってけんそうにきえてしまうよ)

千の言葉入れ替えてみたって喧騒に消えてしまうよ

(たとえそれがしんじつとしても)

たとえそれが真実としても

(あいするもののきゅうしょにささりはしない)

愛する者の急所に刺さりはしない

(きすのそのながさでぼくからつたえよう)

キスのその長さで僕から伝えよう

(どれほどほんきできみをあいしてるか)

どれほど本気で君を愛してるか

(りょうてでだきしめたらえいえんがおわるまで)

両手で抱きしめたら永遠が終わるまで

(このくちびるをもうはなさない)

この唇をもう離さない

(ながいかみをしずくがすべるどうしてかさひらかないのか)

長い髪を雫が滑るどうして傘開かないのか

(きみはきっとずぶぬれをえらんでかくごをきめたんだろう)

君はきっとずぶぬれを選んで覚悟を決めたんだろう

(さきのことはなにもわからないのに)

先のことは何もわからないのに

(ぼくたちはしんじあってた)

僕たちは信じあってた

(もしきずつきちをながしたって)

もし傷つき血を流したって

(あいしたことにみじんのこうかいもない)

愛したことに微塵の後悔も無い

(きすのそのとちゅうでこのまましんでもいい)

キスのその途中でこのまま死んでもいい

(たしかにおもったあいされるえくすたしー)

確かに思った愛されるエクスタシー

(こきゅうもできないほどつよくもとめあったら)

呼吸もできないほど強く求めあったら

(そのくちびるはもうはなれない)

その唇はもう離れない

(きすのそのながさでぼくからつたえよう)

キスのその長さで僕から伝えよう

(どれほどほんきできみをあいしてるか)

どれほど本気で君を愛してるか

(きすはどれくらいでおわりにするのだろう)

キスはどれくらいで終わりにするのだろう

(どっちのくちびるがさきにはなれるのか)

どっちの唇が先にはなれるのか

(こどうがきこえるほどきみのちかくにいたい)

鼓動が聞こえるほど君の近くにいたい

(だからふたりはもううごかない)

だから二人はもう動かない