別れのベル

(あれからずっと)

あれからずっと

(もしもああしてたらって)

もしもああしてたらって

(おもってるのがくやしくて)

思ってるのがくやしくて

(まだまだおわってなんかいないよねって)

まだまだ終わってなんかいないよねって

(だれかうそぶいてる)

誰かうそぶいてる

(そうきせつはめぐって)

そう季節はめぐって

(すべてかわって)

すべてかわって

(みえるけしきのなかにきみはいなくて)

見える景色のなかに君はいなくて

(ただときはすぎていくだけって)

ただ時は過ぎていくだけって

(またうそぶいてる)

またうそぶいてる

(もどってきてほしいなんていわない)

戻ってきてほしいなんていわない

(ただひとつきみにかくにんしたかったんだ)

ただひとつきみに確認したかったんだ

(たとえばきみはあいされていた、とか)

例えばきみは愛されていた、とか

(たとえばそのあいをほこれる？とか)

例えばその愛を誇れる？とか

(ひとはであう、だけどいつかはわかれのべるがなる)

人は出会う、だけどいつかは別れのベルが鳴る

(ひとはきづく、なにがたいせつだったのかを)

人は気づく、何が大切だったのかを

(ふとしたしゅんかんにおもいだすよ)

ふとした瞬間におもいだすよ

(まるでえいがのぷれいばっくみたいにせんめいで)

まるで映画のプレイバックみたいに鮮明で

(でもあんなはっぴーえんどではなくて)

でもあんなハッピーエンドではなくて

(すこしはがゆいけど)

少し歯がゆいけど

(もどってきてほしいなんていわない)

戻ってきてほしいなんていわない

(ただひとつきみにかくにんしたかったんだ)

ただひとつきみに確認したかったんだ

(たとえばぼくはあいされていた、とか)

例えばぼくは愛されていた、とか

(ぼくはそのあいをほこれるんだ、とか)

僕はその愛を誇れるんだ、とか

(もどってきてほしいってほんとうはいいたい)

戻ってきてほしいって本当はいいたい

(だけどわかってるかなわないねがい)

だけど分かってるかなわない願い

(たとえばもういちどかおをみるとか)

例えばもう一度顔をみるとか

(たとえばもういちど「あいしてる」いうとか)

例えばもう一度「愛してる」言うとか

(ひとはであう、だけどいつかはわかれのべるがなる)

人は出会う、だけどいつかは別れのベルが鳴る

(ひとはきづく、なにがたいせつだったかを)

人は気づく、何が大切だったかを

(ひとはであう、だけどいつかはわかれのべるがなる)

人は出会う、だけどいつかは別れのベルが鳴る

(ひとはきづく、もっとだいじにしたかったものを)

人は気づく、もっと大事にしたかったものを

(つぎがないときもあるってことを)

次がないときもあるってことを

(もうたびだったきみをおもってしまうことを)

もう旅立った君を思ってしまうことを