恋と愛

(そのときぼくはふいにそうおもってしまった)

そのとき僕は不意にそう思ってしまった

(このこいはけっしてあいになれないままおわる)

この恋は決して愛になれないまま終わる

(ぼくたちはもうにどとあわないほうがいいんだよ)

僕たちはもう二度と逢わないほうがいいんだよ

(いいたくていえない)

言いたくて言えない

(あなたがかなしそうだから)

あなたが悲しそうだから

(さようなら)

「サヨウナラ」

(すはだをだけばだくほど)

素肌を抱けば抱くほど

(ぜったいなくしたくないと)

絶対失くしたくないと

(むねはもえてた)

胸は燃えてた

(みらいよりもゆめよりも)

未来よりも夢よりも

(こいがたいせつだと)

恋が大切だと

(うたがうことさえしないで)

疑うことさえしないで

(すきとなんどでもなんどでも)

「好き」と何度でも何度でも

(がらすとがらすのように)

硝子と硝子のように

(こわれそうなあやういおもいをかさねあってた)

壊れそうな危うい想いを重ねあってた

(でもあなたも)

でも　あなたも

(いいかげんきづいてるでしょう？)

いい加減気づいてるでしょう？

(いろあせないじょうねつなどのこっていない)

色褪せない情熱など　残っていない

(そのときぼくはふいにそうわかってしまった)

そのとき僕は不意にそうわかってしまった

(あいになれないままでおわるこいがあると)

愛になれないままで終わる恋があると

(ふたりでいっしょにすごすじかんどうにもつらい)

二人で一緒に過ごす時間どうにも辛い

(さいごなのにぼくはあなたを)

最後なのに僕はあなたを

(きずつけてしまう)

傷つけてしまう

(さようなら)

「サヨウナラ」

(はなれていきていくことが)

離れて生きていくことが

(できないわけじゃなかったんだ)

できないわけじゃなかったんだ

(ただぼくたちは)

ただ僕たちは

(おたがいにはなれかたしらないおろかもので)

お互いに離れ方　知らない愚か者で

(あしたをさがせなかった)

明日を探せなかった

(すきとなきながらなきながら)

「好き」と泣きながら泣きながら

(こぼれるあなたのなみだ)

零れるあなたの涙

(もしかしたらここから)

もしかしたらここから

(あいになれるのだろうか？)

愛になれるのだろうか？

(でもぼくにはこれいじょうなにもできないよ)

でも　僕には　これ以上何もできないよ

(あなたといるえいえんなどえがけなくって)

あなたといる永遠など　描けなくって

(そのときぼくはふいにそうおもってしまった)

そのとき僕は不意にそう思ってしまった

(このこいはけっしてあいになれないままおわる)

この恋は決して愛になれないまま終わる

(ぼくたちはもうにどとあわないほうがいいんだよ)

僕たちはもう二度と逢わない方がいいんだよ

(いいたくていえない)

言いたくて言えない

(あなたがかなしそうだから)

あなたが悲しそうだから…

(だから)

だから

(すぎさるはこいか？)

過ぎ去るは恋か？

(すきになりすぎたひとです)

好きになりすぎた人です

(すきになりすぎてあいにはなれない)

好きになりすぎて　愛にはなれない

(そんなひとさいてちって)

そんな人　咲いて散って

(それはこい)

それは恋…

(あいじゃない)

愛じゃない

(そのときぼくはふいにそうおもってしまった)

そのとき僕は不意にそう思ってしまった

(このこいはけっしてあいになれないままおわる)

この恋は決して愛になれないまま終わる

(ぼくたちはもうにどとあわないほうがいいんだよ)

僕たちはもう二度と逢わない方がいいんだよ

(いいたくていえない)

言いたくて言えない

(あなたがかなしそうだから)

あなたが悲しそうだから

(そのときぼくはふいにそうわかってしまった)

そのとき僕は不意にそうわかってしまった

(あいになれないままでおわるでこいがあると)

愛になれないままで終わるで恋があると

(ふたりですごすじかんどうにもつらい)

二人で過ごす時間どうにも辛い

(さいごなのにぼくはあなたを)

最後なのに僕はあなたを

(きずつけてしまう)

傷つけてしまう

(さようなら)

「サヨウナラ」