夢 睡眠と夢の関係
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | なり | 4723 | C++ | 5.0 | 93.9% | 621.2 | 3135 | 201 | 64 | 2024/11/19 |
2 | ぴー | 4389 | C+ | 4.8 | 90.7% | 630.6 | 3083 | 315 | 64 | 2024/11/18 |
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問題文
(にんげんは、じんせいのさんぶんのいちをねむってすごしているといわれています。)
人間は、人生の三分の一を眠って過ごしているといわれています。
(これはいちにちがにじゅうよじかんであることから、はちじかんをろうどうじかん、)
これは一日が二十四時間であることから、八時間を労働時間、
(じぶんのためにあてたじかんをはちじかん、のこりのはちじかんをへいきんすいみんじかんと)
自分のためにあてた時間を八時間、残りの八時間を平均睡眠時間と
(かんがえたばあいです。)
考えた場合です。
(じっさいには、ひとによってすいみんじかんはまちまちです。)
実際には、人によって睡眠時間はまちまちです。
(たいへんみじかいすいみんじかんでじゅうぶんだというひともいれば、きょくたんにながい)
大変短い睡眠時間で十分だという人もいれば、極端に長い
(すいみんじかんをひつようとするひともいます。)
睡眠時間を必要とする人もいます。
(またねむるじかんたいも、とくしゅなしょくぎょうにたずさわっているひとなどは、)
また眠る時間帯も、特殊な職業に携わっている人などは、
(ひるとよるがぎゃくてんしているばあいもあるでしょう。)
昼と夜が逆転している場合もあるでしょう。
(いっせつには、だいのうのつかれをとるにはさいていごじかんのすいみんがひつようであり、)
一説には、大脳の疲れをとるには最低五時間の睡眠が必要であり、
(すとれすをじゅうぶんとりのぞくには、それいじょうのすいみんがひつようであると)
ストレスを十分取り除くには、それ以上の睡眠が必要であると
(されています。)
されています。
(これはすとれすをおさえるはたらきのあるふくじんひしつほるもんが、)
これはストレスを抑える働きのある副腎皮質ホルモンが、
(ねついてからさん、よじかんいこうからぶんぴつされることをこんきょとした)
寝ついてから三、四時間以降から分泌されることを根拠とした
(すいみんのめかにずむのはなしです。)
睡眠のメカニズムの話です。
(しかし、すいみんじかんやねむるじかんたいにはほんらい、)
しかし、睡眠時間や眠る時間帯には本来、
(よいわるいといったはっきりとしたきじゅんはありません。)
よい悪いといったはっきりとした基準はありません。
(それぞれがじぶんにあったすいみんをえることによって、)
それぞれが自分に合った睡眠を得ることによって、
(にくたいてきにもせいしんてきにもえいきをやしなえればそれでよいわけです。)
肉体的にも精神的にも英気を養えればそれでよいわけです。
(どんなにじょうぶなにくたいをもっているとじふしているひとでも、)
どんなに丈夫な肉体をもっていると自負している人でも、
(なんにちもねむらずにべんきょうしたり、ろうどうしつづけることはできません。)
何日も眠らずに勉強したり、労働し続けることはできません。
(たとえきりょくだけでみっかかんねむらずにいたとしても、)
たとえ気力だけで三日間眠らずにいたとしても、
(にくたいてきにはかなりひろうこんぱいしてしまいます。)
肉体的にはかなり疲労困憊(ひろうこんぱい)してしまいます。
(きおくりょくがうすれたり、あるくときにふらついたり、)
記憶力が薄れたり、歩くときにフラついたり、
(じぶんでじぶんのからだをこんとろーるすることができなくなってきます。)
自分で自分の体をコントロールすることができなくなってきます。
(がくせいならば、とうぜんがくしゅうのうりょくがていかしてきますし、)
学生ならば、当然学習能力が低下してきますし、
(しゃかいじんであれば、とてもつうじょうぎょうむをすいこうできるじょうたいでは)
社会人であれば、とても通常業務を遂行できる状態では
(なくなってくるのです。)
なくなってくるのです。
(ところで、わたしたちはねむりについてからめざめるまで、)
ところで、私たちは眠りについてから目覚めるまで、
(けっしておなじふかさでねむっているわけではありません。)
決して同じ深さで眠っているわけではありません。
(じつはひとばんのあいだに、あさいねむりとふかいねむりをなんかいか)
実は一晩の間に、浅い眠りと深い眠りを何回か
(こうごにくりかえしているのです。)
交互に繰り返しているのです。
(いわば、やまありたにありのよるをすごしているということでしょうか。)
いわば、山あり谷ありの夜を過ごしているということでしょうか。
(また、ねむっているひとをかんさつしてみると、がんきゅうがきゅうそくに)
また、眠っている人を観察してみると、眼球が急速に
(うごくことがあります。)
動くことがあります。
(まぶたのしたでがんきゅうがぴくぴくうごくのです。)
まぶたの下で眼球がピクピク動くのです。
(このきゅうそくながんきゅううんどうがおこる)
この急速な眼球運動(Rapid Eye Movement)が起こる
(ねむりのことをかしらもじをとってれむすいみんとよびます。)
眠りの事を頭文字を取ってレム(REM)睡眠と呼びます。
(れむすいみんは、あさいふかいでいうとあさいねむりにあたります。)
レム睡眠は、浅い深いでいうと浅い眠りにあたります。
(それにたいしてがんきゅううんどうがみられないふかいねむりは、)
それに対して眼球運動が見られない深い眠りは、
(のんれむすいみんとよばれるものです。)
ノンレム睡眠と呼ばれるものです。
(れむすいみんはきゅうじゅっぷんごとにおこり、ひとばんによん~ごかいあらわれることが)
レム睡眠は九十分ごとに起こり、一晩に四~五回現れることが
(わかっています。)
分かっています。
(れむすいみんのときには、がんきゅううんどうのほかにしんぱくすうのぞうかや)
レム睡眠の時には、眼球運動のほかに心拍数の増加や
(けつあつのじょうしょうといったげんしょうがみられます。)
血圧の上昇といった現象が見られます。
(れむすいみんじにはきんにくがゆるんではいるものの、)
レム睡眠時には筋肉が緩んではいるものの、
(しんけいのほうはひじょうにかつどうてきなじょうたいだといえるでしょう。)
神経の方は非常に活動的な状態だといえるでしょう。
(これは、ひょうめんいしきもなかばめざめているはんかくせいじょうたいだからです。)
これは、表面意識もなかば目覚めている半覚醒状態だからです。
(そして、なによりもじゅうようなことは、わたしたちはこのれむすいみんじに)
そして、何よりも重要なことは、私たちはこのレム睡眠時に
(「ゆめをみる」ということです。)
「夢を見る」ということです。
(このことは、れむすいみんのじょうたいにあるひけんしゃをかくせいさせるじっけんで)
このことは、レム睡眠の状態にある被験者を覚醒させる実験で
(たしかめられています。)
確かめられています。
(れむすいみんちゅうにおこされたひけんしゃのおおくが、ちょうどいま)
レム睡眠中に起こされた被験者の多くが、ちょうど今
(ゆめをみていたところだったというほうこくをしているのです。)
夢を見ていたところだったという報告をしているのです。
(たいがいのひとはあさ、しぜんにねむりからさめたときに)
たいがいの人は朝、自然に眠りから覚めた時に
(ゆめをみていたことをじかくしています。)
夢を見ていたことを自覚しています。
(これは、れむすいみんからめざめたじょうたいだからです。)
これは、レム睡眠から目覚めた状態だからです。
(しかし、ゆめをみるというのはあさがたにかぎったことではありません。)
しかし、夢を見るというのは朝方に限ったことではありません。
(れむすいみんがひとばんによん~ごかいくりかえされるということは、)
レム睡眠が一晩に四~五回繰り返されるということは、
(わたしたちがそのかいすうぶんの「どりーむ・たいむ」を)
私たちがその回数分の「ドリーム・タイム」を
(もっているということです。)
もっているということです。
(それらのゆめをすべておぼえていることは)
それらの夢をすべて覚えていることは
(まずないのですが、わたしたちがまいばんふくすうのゆめを)
まずないのですが、私たちが毎晩複数の夢を
(みているのはたしかなじじつなのです。)
見ているのは確かな事実なのです。