あすなろ

(ろじうらにはくらいくらいともり)

路地裏には暗い暗い灯り

(そこにつどうはむしたちのよう)

そこに集う羽虫たちの様

(もがくぼくらはｃｒｙｉｎｇｃｒｙｉｎｇともに)

もがく僕らは　crying crying 共に

(ひめたおもいをくすぶらせてるんだ)

秘めた思いをくすぶらせてるんだ

(なにをすればいい)

「何をすればいい」

(それがわからない)

それがわからない

(むげんのいみおそれてる)

無限の意味恐れてる

(しびれきらしたりょうのあしが)

しびれ切らした両の足が

(たちあがれとせがんでいる)

立ち上がれとせがんでいる

(すべてさだめだなんてかみのらくがきだまるめてすてるさ)

すべて運命だなんて神の落書きだ　丸めて捨てるさ

(たったひとつのさえたやりかたいつもむねにだいて)

たったひとつの冴えたやり方　いつも胸に抱いて

(よあけにらみつけるよ)

夜明け　睨みつけるよ

(たまむしいろしたみらいのはなし)

玉虫色した未来の話

(きじょうのくうろんすばらしいしみゅれーしょん)

机上の空論　素晴らしいシミュレーション

(すにーかーのひもむすんでさあ)

スニーカーのひも　結んでさあ

(けいかくどおりまずはかおあげるんだ)

計画通りまずは顔上げるんだ

(あすふぁるとたたくむすうのあしおと)

アスファルト叩く無数の足音

(ひとつひとつにいみがある)

一つ一つに意味がある

(ここにいるわけさがしもとめて)

ここにいる理由探し求めて

(くちぶえふいてあるいていく)

くちぶえ吹いて歩いていく

(はこにわのそとにいるのぞきみのかみにあえたとしたら)

箱庭の外にいるのぞき見の神に会えたとしたら

(ひらてうちいっぱつくらいはかましてみたいよね)

平手打ち一発くらいはかましてみたいよね

(なもなきはなはあすへうまれかわるため)

名もなき花は明日へ　生まれ変わるため

(ゆめからさめる)

夢から覚める

(ほこりたかくのびゆくすがたぼくらしってるんだよ)

誇り高く伸びゆく姿　僕ら知ってるんだよ

(うまれおちたなぞはすべておわるときとけるとしんじて)

生まれ落ちた謎はすべて終わる時　解けると信じて

(たったひとつのさえたやりかたかみをあざむくんだ)

たったひとつの冴えたやり方　神を欺くんだ

(いまをいきぬくのさ)

今を生き抜くのさ