粉雪

(ａｈ－あすふぁるとぬらすあまおとがきえ)

Ah-アスファルト濡らす雨音が消え

(そらからゆきがまいおりたぼくのてのひらに)

空から雪が舞い降りた僕の手のひらに

(ちいさなあかりひとつでときめいたよる)

小さな明かりひとつでときめいた夜

(いとしいひびでかわるけしき)

いとしい日々で変わる景色

(いつしかまちしめらすつめたいかぜ)

いつしか街しめらす冷たい風

(ぎんいろにかがやききえる)

銀色に輝き消える

(いつのまにかこのむねにつきささる)

いつの間にかこの胸につきささる

(とげのようにふかくのこるだろう)

トゲのように深く残るだろう

(ａｈ－あいすることさえままならぬぼくはいまも)

Ah-愛することさえままならぬ僕は今も

(うそをつくことですりぬけるひび)

ウソをつくことですりぬける日々

(ａｈ－きみをなくしたときにはじめてひとりに)

Ah-君をなくした時に初めて一人に

(ふるえるじぶんをおもいしらされ)

ふるえる自分を思い知らされ

(きもちのすれちがいでわからなくなる)

気持ちのすれ違いでわからなくなる

(いまいじょうあいせるのかなんて)

今以上愛せるのかなんて．．．

(きみをぬらすふりやまないゆきのように)

君を濡らす降りやまない雪のように

(つめたいのはそぉぼくのこころ)

冷たいのはそぉ僕の心

(ａｈ－りょうてをのばしてくものかけらつかまえる)

Ah-両手をのばして雲のかけらつかまえる

(やみそうもないしろいこなゆき)

やみそうもない白い粉雪

(ａｈ－まちのあかりもうすれていってゆっくり)

Ah-街の明かりも薄れていってゆっくり

(あさがちかづくながいよるあける)

朝が近づく長い夜明ける

(ａｈ－きみをなくしたときにはじめてひとりに)

Ah-君をなくした時に初めて一人に

(ふるえるじぶんをおもいしらされ)

ふるえる自分を思い知らされ

(りょうてをのばしてくものかけらつかまえる)

両手をのばして雲のかけらつかまえる

(やみそうもないしろいこなゆき)

やみそうもない白い粉雪

(ａｈ－あすふぁるとぬらすあまおとがきえても)

Ah-アスファルト濡らす雨音が消えても

(まだこころのいたではいまもきえぬまま)

まだ心のいたでは今も消えぬまま