proof of life

(ふゆをつげるかぜのこえに)

冬を告げる　風の声に

(みみをかたむけふるえるからだ)

耳を傾け　震える体

(となりにいるあなたのいき)

隣にいる　あなたの息

(しろくなってさむそう)

白くなって寒そう

(ことしもまたいのちはかれはて)

今年もまた　命は枯れ果て

(やがてくるはるをまちわびる)

やがて来る春を待ち侘びる

(いのちのれんさをききながら)

命の連鎖を　聴きながら

(めぶいていくひかりのなかで)

芽吹いていく　光の中で

(くちていくさだめとわかってなおつよく)

朽ちて逝く運命と　わかってなお強く

(いきしていたいようたっていたい)

息していたいよ　歌っていたい

(わたしにもなにかのこせるといいな)

私にもなにか　残せるといいな

(わたしがいきたいのちのあかしを)

私が生きた　命の証を

(かなしいうたにはしたくないよ)

悲しい歌にはしたくないよ

(ねえおねがいいまこのときだけは)

ねえ　お願い　今この時だけは

(わらっていたいよあなたのよこで)

笑っていたいよ　あなたの横で

(やさしいうたをうたっていたい)

優しい歌を歌っていたい

(いくどめかのふゆをこえて)

幾度目かの冬を越えて

(やっときづいたこのきもちは)

やっと気付いたこの気持ちは

(つげることはできなかったけど)

告げることはできなかったけど

(こころはいつもつながってたよね)

ココロはいつも　繋がってたよね

(くらくてみえないよ)

暗くてミエナイヨ

(なにもきこえないよ)

何もキコエナイヨ

(こわいよ)

コワイヨ

(くるしいよ)

苦シイヨ

(さびしいよ)

寂シイヨ

(なにもかもすべてがきえていくなかで)

ナニモカモスベテガ　キエテイク中で

(あなたのえがおだけがいまきえない)

あなたの笑顔だけが今消えない

(やさしいうたをうたっていてね)

優しい歌を歌っていてね

(こどくなせかいにつつまれても)

孤独な世界に包まれても

(ずっとそばにいるよわすれないでね)

ずっとそばにいるよ　忘れないでね

(あなたはいつもひとりじゃないよ)

あなたはいつも　独りじゃないよ

(さびしくないよあなたがいる)

寂しくないよ　あなたがいる

(だきしめてくれるあたたかいてで)

抱きしめてくれる　暖かい手で

(きこえないけれどつたわっているよ)

キコエナイけれど　伝わっているよ

(ふれたゆびさきからあいしてるって)

触れた指先から　愛シテル って

(かなしいうたにはしたくないよ)

悲しい歌にはしたくないよ

(ねえおねがいいまこのときだけは)

ねえ　お願い　今この時だけは

(わらっていたいよあなたとともに)

笑っていたいよ　あなたと共に

(やさしいうたをうたっていたい)

優しい歌を　歌っていたい

(あなたにささげたいせきべつのうた)

あなたに捧げたい　惜別の歌

(さいごにつたえたいよ)

最期に伝えたいよ

(ありがとう)

ありがとう