ふたりぼっち

(ゆめのとちゅうできがつけばしらぬまにずいぶんもうひがおちて)

夢の途中で気がつけば知らぬ間にずいぶんもう日がおちて

(こみあげるきもちになみだがこぼれた)

こみ上げる気持ちに涙がこぼれた

(ふいにつまずけばさびしくて)

ふいにつまずけば淋しくて

(なんでだろうなにもかわらないはずのみたされてたむねといろあせたかげと・・・)

なんでだろう何も変わらないはずの満たされてた胸と色あせた影と…

(おもいえがいてりそうはこころとめのちがいでくるまのまどからうけるかぜとからっぽのなか)

思い描いて理想は心と目の違いで車の窓から受ける風とからっぽの中

(そらにはしろくながれるくもがまちもひとごみもすべてつつみこんでるようで)

空には白く流れる雲が町も人ごみも全て包み込んでるようで

(いまでもきみがそばにいるようなそんなきがしてすこしだけあつくせつなくなった)

今でも君が傍にいるようなそんな気がして少しだけあつく切なくなった

(あいびきのかえりみちふたりぼっちはんぽずつとおざかるきみのかた)

逢引の帰り道ふたりぼっち半歩ずつ遠ざかる君の肩

(おもいだしたようにふりかえるえがおに)

思い出したように振り返る笑顔に

(もういちどあえるとおもってとっておいたてがみ)

もう一度会えると思って取っておいた手紙

(くるまのまどからすてただれにもきづかれずそっと・・・)

車の窓から捨てた誰にも気付かれずそっと…

(そらにはしろくながれるくもがまちもひとごみもすべてつつみこんでいるようで)

空には白く流れる雲が町も人ごみも全て包み込んでいるようで

(「ぼくらがずっとはなれぬように」)

「ボクらがずっと離れぬように」

(そんなきもちもかぜとともにすぎてしまいそうで)

そんな気持ちも風と共に過ぎてしまいそうで

(そらにはしろくながれるくもがとおくのまちさえもつよくつなぎとめてるようで)

空には白く流れる雲が遠くの町さえも強くつなぎとめてるようで

(いまでもきみのそばにいるようなそんなきもちですこしだけあつくせつなくて)

今でも君の傍にいるようなそんな気持ちで少しだけあつく切なくて

(こころだけのこしたままうつりかわるけしき)

心だけ残したまま移り変わる景色

(かみをゆらすそよかぜがきみをこいしくさせた)

髪を揺らすそよ風が君を恋しくさせた