第61回ビジネス文書検定 1級
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | まんまるまるこ | 7352 | 光 | 7.4 | 98.0% | 211.5 | 1586 | 31 | 30 | 2024/11/04 |
2 | maro | 6758 | S++ | 7.0 | 96.3% | 232.3 | 1632 | 62 | 30 | 2024/10/13 |
3 | 簪葵 | 6685 | S+ | 6.9 | 95.9% | 229.9 | 1604 | 67 | 30 | 2024/10/01 |
4 | なお氏 | 5485 | B++ | 5.6 | 96.6% | 280.4 | 1594 | 56 | 30 | 2024/11/10 |
5 | なり | 4581 | C++ | 5.0 | 91.6% | 320.0 | 1614 | 148 | 30 | 2024/10/26 |
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問題文
(わがくには、しんりんのめんせきがこくどの7わりほどをしめている。)
我が国は、森林の面積が国土の7割ほどを占めている。
(このわりあいは、こくれんしょくりょうのうぎょうきかん(fao)のしりょうによると、)
この割合は、国連食糧農業機関(FAO)の資料によると、
(せんしんこくのなかでたかいものである。)
先進国の中で高いものである。
(しんりんは、おもにてんねんりんとじんこうりんにわけられる。)
森林は、主に天然林と人工林に分けられる。
(にほんにおいては4わりほどがじんこうりんであり、)
日本においては4割ほどが人工林であり、
(そのなかですぎがおおくのわりあいをしめている。)
その中でスギが多くの割合を占めている。
(すぎかふんははるになるとひさんして、)
スギ花粉は春になると飛散して、
(あれるぎーをひきおこすげんいんになっている。)
アレルギーを引き起こす原因になっている。
(この20ねんかんで、かふんしょうのかんじゃはぞうかしている。)
この20年間で、花粉症の患者は増加している。
(そのげんいんとしては、せんごのしょくりんせいさくがかんがえられる。)
その原因としては、戦後の植林政策が考えられる。
(ふっこうやけいざいせいちょうなどによって、もくざいのじゅようがきゅうそくにたかまった。)
復興や経済成長などによって、木材の需要が急速に高まった。
(そのため、ほかのきとくらべてせいちょうがはやくりようにてきしているということで、)
そのため、ほかの木と比べて成長が速く利用に適しているということで、
(すぎがかずおおくうえられた。)
スギが数多く植えられた。
(そのあと、もくざいゆにゅうのじゆうかがすたーとして、)
その後、木材輸入の自由化がスタートして、
(りんぎょうがすいたいしばっさいされなくなった。)
林業が衰退し伐採されなくなった。
(すぎかふんは、じゅれい30ねんごろからひさんをはじめる。)
スギ花粉は、樹齢30年頃から飛散を始める。
(きんねん、そのじきをいっせいにむかえたため、かふんがふえてしまった。)
近年、その時期を一斉に迎えたため、花粉が増えてしまった。
(こうしたじょうきょうから、くにやとうきょうとなどは、)
こうした状況から、国や東京都などは、
(かふんがすくないひんしゅへのうえかえをそくしんしている。)
花粉が少ない品種への植え替えを促進している。
(このたいさくは、かりにすべてのしょくりんちでおこなったとするとかなりのじかんをようする。)
この対策は、仮にすべての植林地で行ったとするとかなりの時間を要する。
(そのため、りんやちょうではうえかえとへいこうしてひさんぼうしざいのかいはつもすすめている。)
そのため、林野庁では植え替えと並行して飛散防止剤の開発も進めている。
(これは、すぎのおばなだけをからすかびをかつようしたものだ。)
これは、スギの雄花だけを枯らすカビを活用したものだ。
(じつようかすれば、すでにかふんをとばしているせいぼくにこうかをはっきすることになる。)
実用化すれば、すでに花粉を飛ばしている成木に効果を発揮することになる。
(げんざい、りんぎょうのにないてぶそくからおおくのしょくりんちはこうはいし、)
現在、林業の担い手不足から多くの植林地は荒廃し、
(じゅもくのせいいくがわるくなっている。)
樹木の生育が悪くなっている。
(これは、にさんかたんそのきゅうしゅうりょくがさがったり、)
これは、二酸化炭素の吸収力が下がったり、
(つよくねがはらずにじばんがよわくなったりするげんいんになりかねない。)
強く根が張らずに地盤が弱くなったりする原因になりかねない。
(ほんらいすぎはかこうしやすく、だんねつやちょうしつにもすぐれ、にほんのかおくにてきしている。)
本来スギは加工しやすく、断熱や調湿にも優れ、日本の家屋に適している。
(うまくそだてつつけいぞくてきにばっさいしてかつようすることが、)
うまく育てつつ継続的に伐採して活用することが、
(かふんしょうだけではなく、かんきょうにもゆうえきなてだてとなるだろう。)
花粉症だけではなく、環境にも有益な手立てとなるだろう。