美しく、闇

(たまるたまるかんじょうのすべてを)

溜まる　溜まる　感情の全てを

(はいてらくになれるならば)

吐いて　楽になれるならば

(ふあんとうのむかしにはきちらかしているよ)

不安　とうの昔に　吐き散らかしているよ

(そがいそがいぜいじゃくなこのこころごと)

阻害　疎外　脆弱なこの心　ごと

(すりつぶしてくるくらいうんめいのようだ)

磨り潰してくる　暗い　運命の様だ

(つらいのでもうかえります)

辛いのでもう歸ります

(あぁとおりすがるほけんしつ)

あぁ　通りすがる　保健室

(はらりはかなげなあなたのほほえみがみえました)

はらり　儚げな貴方の　微笑みが見えました

(きらめくしんじょうゆれるかんじょう)

煌めく心情　揺れる感情

(あなたのみせるすべてが)

貴方の魅せる全てが

(わたしのむねのおんどになってゆく)

私の　胸の温度になってゆく

(しんぞうさえもゆびのはしも)

心臓さえも　指の端も

(うまくうごくけはいすらしないの)

うまく動く気配すらしないの

(わたしどうしちゃったんだろう)

私どうしちゃったんだろう……

(くらいくらいじんせいにともるようなあなたのそんざいがさ)

昏い　昏い　人生に灯る様な　貴方の　存在がさ

(わたしのいきるいみにかわってくるしいの)

私の　生きる意味に変わって　苦しいの

(ねぇねぇそのひとだれまとわりつかないでよ)

ねぇ　ねぇ　その人誰？　纏わり付かないでよ

(あかりにみせられみにくくむらがるがのようだい)

灯に魅せられ　醜く群がる蛾の容体

(あぁわたしのことだけみてよ)

あぁ　私の事だけ見てよ

(どくがもれだしたほんしょうをまたいやになりました)

毒が漏れだした本性をまた嫌になりました

(とどかぬこえもこのおもいもむねのうちでとろけて)

届かぬ声も　この想いも　胸の内で蕩けて

(ぬかるんでしこうさえもみだしてく)

ぬかるんで　思考さえも乱してく

(そしてとがったけんおかんが)

そして尖った　嫌悪感が

(じぶんのくびにはをむけてるんだ)

自分の首に刃を向けてるんだ

(わたしどうしちゃったんだろう)

私どうしちゃったんだろう……

(すぐにそつぎょうしちゃうから)

すぐに卒業しちゃうから

(がらすのくつでもおいとけばむかえにきてくれるの)

ガラスの靴でも　置いとけば　迎えに来てくれるの？

(きらめくしんじょうゆれるかんじょう)

煌めく心情　揺れる感情

(あなたのみせるすべてが)

貴方の見せる全てが

(わたしのこどうぜんぶになってゆく)

私の　鼓動全部に成ってゆく

(はるかなざんしょうそめるりょうほお)

遥かな残照　染める両頬

(あなたのえがおばかりやきついて)

貴方の笑顔ばかり焼き付いて

(わたしどうしちゃったんだろう)

私どうしちゃったんだろう……

(すぼむほんしんぜんぶをもちだして)

窄む本心　全部を持ち出して

(あなたのせなかになげてみたい)

貴方の背中に　投げてみたい

(きっとじかんがないんだきっと)

きっと　時間が無いんだ、きっと

(もっとわたしにきづいてきづいて)

もっと私に氣付いて　氣付いて。