卒業メモリーズ～サヨナラ、あなた。～

(あなたにあいにがっこうにいく)

あなたに会いに学校に行く

(あなたのためにはやおきをする)

あなたのために早起きをする

(あなたがわたしをうごかしてたの)

あなたが私を動かしてたの

(ずっとあこがれてきたの)

ずっと憧れてきたの

(そつぎょうしきならんでるたくさんのせなか)

卒業式並んでるたくさんの背中

(あなたのすがたすぐにみつける)

あなたの姿すぐに見つける

(すこしきったまえがみであったあのころのよう)

少しきった前髪　出会ったあの頃のよう

(はなさきかすめるはるのにおい)

鼻先かすめる春の匂い

(いちどもすがたをみれなかったひは)

一度も姿を見れなかった日は

(いちにちじゅうずっとつまんなくて)

一日中ずっとつまんなくて

(きょうしつろうかかいだんかえりぎわのさかみち)

教室　廊下　階段　帰り際の坂道

(きがつけばあなたのことさがしてる)

気がつけばあなたのこと探してる

(あなたにあうさいごのひだから)

あなたに会う最後の日だから

(あなたのかけらをひとつください)

あなたのカケラをひとつ下さい

(あなたのなまえきこえたしゅんかん)

あなたの名前聞こえた瞬間

(いかないでむねのおくがくるしくなる)

“いかないで”胸の奥が苦しくなる

(すきなんだ)

好きなんだ

(すきなんだ)

好きなんだ

(すきなんだ)

好きなんだ

(なにげなくめがあえばみみあつくなった)

何気なく目が合えば　耳熱くなった

(すれちがうだけできんちょうした)

すれ違うだけで緊張した

(ちっぽけなしあわせしずかにとおざかってく)

ちっぽけな幸せ　静かに遠ざかってく

(いいかけたことばのどにつまる)

言いかけた言葉のどに詰まる

(またすぐあえるよとわらうあなたの)

またすぐ会えるよ　と笑うあなたの

(ことばがなぜかとおくにかんじた)

言葉が何故か遠くに感じた

(はてなくつづくおもいがいまもあふれてるけど)

果てなく続く想いが今も溢れてるけど

(あたしもせいいっぱいわらってうなずく)

あたしも精一杯笑って頷く

(あなたがくれたたったいちぎょう)

あなたがくれたたった一行

(あなたのぶっきらぼうながんばれ)

あなたのぶっきらぼうな“ガンバレ”

(あなたのすがたすこしぼやける)

あなたの姿少しぼやける

(いっしょうぶんめにやきつけておくんだ)

一生分目に焼き付けておくんだ

(いいたくて)

言いたくて

(いえなくて)

言えなくて

(すきすぎて)

好きすぎて

(さくらまいちるこうしゃにふくかぜ)

桜舞い散る校舎に吹く風

(せいふくのすかーとをゆらしてる)

制服のスカートを揺らしてる

(いつかわらっておもいだせるかな)

いつか笑って思い出せるかな

(あなたにこいをしたあたしのせいしゅん)

あなたに恋をしたあたしの青春

(すきなんだ)

好きなんだ

(すきなんだ)

好きなんだ

(さよなら)

さよなら