ばいばいサヨナラただのヒト/沢井美空

(いまとてつもなくむなしいきぶんです)

今、とてつもなく虚しい気分です

(ひとはみんなひとりなんだときづかされたのです)

人はみんな独りなんだと気づかされたのです

(あたしのとなりにいるひとはだれ)

あたしの隣にいるひとは誰？

(きっとついこのあいだまであかのたにんだった)

きっとついこの間まで赤の他人だった

(ただのひとそれがげんじつなのです)

ただのヒト　それが現実なのです

(しらないひとしりあいのひと)

知らないヒト、知り合いのヒト

(そのさってみりたんいなきがします)

その差ってミリ単位な気がします

(あたしはひとりあなたもひとり)

あたしはひとり。あなたもひとり。

(それでよいのですそれがふつうなのです)

それで良いのです。それが普通なのです。

(みんなたにんなんだとおもってしまえば)

みんな他人なんだと思ってしまえば

(わかれのひとつやふたつたいしたことじゃないでしょ)

別れの一つや二つ　たいしたことじゃないでしょ

(みんなひとりなんだとおもってしまえば)

みんなひとりなんだと思ってしまえば

(ばいばいのことばにきずつかなくてすむでしょ)

ばいばいの言葉に傷つかなくてすむでしょ

(だからもういいよ)

だからもういいよ

(あやまらなくていいよ)

謝らなくていいよ

(あたらしいみちにすすみなよ)

新しい道に進みなよ

(ばいばいさよならただのひと)

ばいばい、さよならただのヒト

(いまとてつもなくさみしいきぶんです)

今、とてつもなくさみしい気分です

(こころのおくにぽっかりあながあいたようなきがするのです)

心の奥にポッカリ穴があいたような気がするのです

(あたしのとなりにいたひとはどこ)

あたしの隣にいた人はどこ？

(さっきまでここにいたのに)

さっきまでここにいたのに･･･

(すがたさがしてしまうあたしは)

姿探してしまうあたしは

(まだわりきれてないのです)

まだ割り切れてないのです

(しらないひとしりあいのひと)

知らないヒト、知り合いのヒト

(そのさのおおきさをみとめたらあたしはきっと)

その差の大きさを認めたらあたしはきっと

(もうにげられません)

もう逃げられません

(なみだもながすでしょう)

涙も流すでしょう

(それだけはいやなのです)

それだけは嫌なのです

(だってあなたはただのひと)

だってあなたは、ただのヒト

(あなたにであうまえにもどっただけのことなのよ)

あなたに出逢う前に戻っただけのことなのよ

(こんなのあたしのじんせいのほんのいちぶにしかすぎないわ)

こんなのあたしの人生のほんの一部にしか過ぎないわ

(みんなたにんなんだとおもってしまえば)

みんな他人なんだと思ってしまえば

(わかれのひとつやふたつたいしたことじゃないでしょ)

別れの一つや二つたいしたことじゃないでしょ

(みんなひとりなんだとおもってしまえば)

みんなひとりなんだと思ってしまえば

(ばいばいのことばにきずつかなくてすむでしょ)

ばいばいの言葉に傷つかなくてすむでしょ

(だからもういいよ)

だからもういいよ

(あやまらなくていいよ)

謝らなくていいよ

(あたらしいみちにすすみなよ)

新しい道に進みなよ

(ばいばいさよならただのひと)

ばいばいサヨナラ、ただのヒト