名もない毎日/RAM　WIRE

(いそぎあしをさえぎるしんごうに)

急ぎ足を遮る信号に

(ついためいきばかりがこぼれる)

ついため息ばかりがこぼれる

(のぞむようになれないはがゆさに)

望むようになれない歯痒さに

(いいわけばかりをさがして)

言い訳ばかりを探して

(はぎれのいいことばをならべても)

歯切れのいい言葉を並べても

(うそっぽさがぬぐいきれなくて)

嘘っぽさがぬぐい切れなくて

(いまとおざかるゆめに)

今遠ざかる夢に

(こえもかけられず)

声もかけられず

(またいきをつまらせる)

また息を詰まらせる

(でもねやっぱりおもいしるよ)

でもねやっぱり思い知るよ

(なにかをよみとるように)

何かを読み取るように

(なにもきかずにおかえりとわらう)

何も聞かずに「おかえり」と笑う

(あなたにそのえみに)

あなたに　その笑みに

(たえずにじむやさしさに)

絶えずにじむ優しさに

(いかされていたことを)

生かされていたことを

(なもないまいにちが)

名もない毎日が

(あなたとのまいにちが)

あなたとの毎日が

(このけしきをしあわせとよべる)

この景色を「幸せ」と呼べる

(ひびにかえてくれる)

日々に変えてくれる

(しゃそうにうつるむすうのひかりに)

車窓に映る無数のひかりに

(むねおどらせゆめをかぞえたあのよる)

胸躍らせ夢を数えたあの夜

(あさはかなじしんだけをつれて)

浅はかな自信だけを連れて

(りそうばかりをおいかけてきた)

理想ばかりを追いかけてきた

(きづけばときにひとにながされ)

気づけば時に人に流され

(よくぼうにたいだゆうわくにまけ)

欲望に怠惰　誘惑に負け

(ぷらいどをすてあたまをさげ)

プライドを捨て　頭を下げ

(それでもここにいつづけるわけ)

それでもここに居続ける理由

(しんじつづけてくれるあなたの)

信じ続けてくれるあなたの

(こぼれるようなえがおがみたいから)

こぼれるような笑顔が見たいから

(いままたふみだすよ)

今また踏み出すよ

(なもないまいにちを)

名もない毎日を

(よびあえるまいにちを)

呼び合える毎日を

(まもりたいとおもうそのたびに)

守りたいと思うそのたびに

(つよくなれるよ)

強くなれるよ

(わりきれなさにつかれ)

割り切れなさに疲れ

(ときにかおだすよわさが)

時に顔出す弱さが

(しんじたみちさえうたがってしまうけど)

信じた道さえ疑ってしまうけど

(あなたがいるのなら)

あなたがいるのなら

(たちいるまよいもきっと)

立ち入る迷いもきっと

(さえぎるようにうたえる)

遮るように歌える

(なもないまいにちが)

名もない毎日が

(あなたとのまいにちが)

あなたとの毎日が

(このけしきをしあわせとよべる)

この景色を「幸せ」と呼べる

(きおくにかえてくれる)

記憶に変えてくれる

(なもないまいにちを)

名もない毎日を

(よびあえるまいにちを)

呼び合える毎日を

(とぎれぬように)

途切れぬように

(まもりたいとおもうほどに)

守りたいと思うほどに

(つよくなれるよ)

強くなれるよ